7月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする新譜をご紹介。
鋭い批評眼と独自のグルーヴ。坂本慎太郎『物語のように』|G’s MUSIC REVIEW

『物語のように』
坂本慎太郎
(zelone records)
ロックバンド、ゆらゆら帝国のヴォーカル・ギターから現在はソロで活動する坂本慎太郎が6年ぶりに発表した4作目は「それは違法でした」と歌う1曲目からガツンとくる示唆に富んだポップ・アルバム。2020年初めに予定されていた国内外のツアーが白紙となり、その間にも社会の気配をつぶさに捉えて音楽を作り続けた彼の批評眼の鋭さと独自性の高いグルーヴ。メロディと言葉が持つリズムの見事なハマりっぷりにドーパミンがあふれ出す。
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Recommender: 奥浜レイラ
音楽・映画まわりのMC。ラスト・アルバムをリリースした幾何学模様をフジロックで観るのが楽しみです。