07 Dec 2022
シナリオを設定しない撮影を行う『ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台』|G’s ART REVIEW

12月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする展覧会をご紹介。
TOP画像:ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ《obsada/オブサダ》2021 年 、映像スチル Photo by Jakub Danilewicz
オランダのアーティスト、ウェンデリン・ファン・オルデンボルフは、20年以上にわたり映像作品や映像インスタレーションを発表してきた。その特徴は、歴史的/社会的なテーマをもとに、他者との共同作業を通じて人々の関係を形成、シナリオを設定しない撮影を行うこと。映像にはプロセスに関わる人々も時折キャストとして現れ、彼らの思考や視座と鑑賞者の思考は交差していくのだ。今回は新作を含む映像作品6点をインスタレーションとして展示する。
『ウェンデリン・ファン・オルデンボルフ 柔らかな舞台』
10月18日(火)〜12月28日(水)
場所:東京都美術館
▶︎https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/Wendelien_van_Oldenborgh/
*展示期間、内容などは諸事情により変更する場合があります。詳細は各展公式サイトをご参照ください。
Recommender: 柴原聡子
建築とアートの編集者。日本初の個展となるオルデンボルフ。本展を機に日本で撮影したという新作にも期待。
GINZA2022年12月号掲載