09 Mar 2023
衰えを知らぬ創作意欲。『生誕100年 柚木沙弥郎展』|G’s ART REVIEW

3月のエンタメをレビュー!GINZA編集部がレコメンドする展覧会をご紹介。
TOP画像: 型染二曲屏風「犬猫」(部分)1990年頃

型染二曲屏風「犬猫」(部分)1990年頃

型染山羊文暖簾(部分) 1970 年代 麻

型染唐草文布(部分) 1990 年 木綿

型染瓶文飾布(部分) 2018 年 木綿
染色家・柚木沙弥郎の作品が持つ特質は、無垢な模様と澄んだ色彩にある。1922年生まれの柚木は、現在も染を中心にガラス絵、版画、肉筆、絵本など、新たな表現へ取り組み続けその創作意欲は衰えを知らない。日本民藝館は柚木の型染や注染をはじめとする染色作品約40点、型染ポスターをあわせると140点を超える国内屈指のコレクションを形成している。生誕100年を記念する本展では、そのコレクションを展示するとともに館収蔵の古作との併陳も試みる。
*展示期間、内容などは諸事情により変更する場合があります。詳細は各展公式サイトをご参照ください。
Recommender: 柴原聡子
建築とアートの編集者。シーレのパンクでどこかダークな雰囲気は、今見ても新鮮でかっこいい。
GINZA2023年3月号掲載