バブル景気によって大型家電や娯楽家電が充実。レコードからカセット、そしてCDへと目まぐるしく移り変わり、ゲーム機器やパソコンも普及。電化製品が大きな進化を遂げた時代。デザイン性も高くカラーリングも斬新で、見るだけで楽しい商品が続々誕生した。
携帯できる?超ビッグサイズ!
「シモシモ〜!」と言いたくなる携帯電話一号機〈TZ-802型〉(NTT)。重さは現代のスマホの4〜5倍の約900g。連続通話時間は約60分。驚くのは連続待受時間約6時間!この時代を経て小型化、軽量化され今があると思うとありがたい。
ファミコンが世界的にヒット
言わずと知れた家庭用ゲーム機〈ファミリーコンピュータ〉(任天堂)。発売から2年で約350万台売れ、全国に普及するも売り切れ続出。ソフトもなかなか手に入らない状態に。マリオやドラクエシリーズなど世界中で圧倒的シェアを獲得!
1ハードで1ソフト画期的ゲーム機
80年に発売されたゲーム&ウオッチの記念すべき初代タイトル〈ボール〉(任天堂)。キャラクターをコントロールして、空中を飛び交うボールを落とさないようにキャッチ&リリースするというシンプルな動作が病みつきに。
ポケベルが鳴らなくて…
女子高生の間で大ブームとなった〈ポケットベル〉(NTT)。受信はできるけど、送信は公衆電話から! “14106(あいしてる)”など、数字の語呂合わせによるメッセージを送るために公衆電話にはいつも行列ができていた。
ゲームもできるホームコンピュータ
パソコン?ワープロ?ゲーム?正解はゲーム機にほど近いホームコンピュータ〈MX-10〉(カシオ)! 86年発売。キーボードは類似品に見られるプラスチックからゴム製になり、コストカットを実現。
時代を先取りした 伝説のパソコン
パソコン御三家のひとつといわれた富士通の〈FM TOWNS〉。パソコン本体にCD-ROMドライブを搭載した日本初のハイパー・メディア・パソコン。宮沢りえによる「パソコンの中に遊園地があるみたい」というキャッチフレーズのCMも印象的。
Illustration: Miltata Text&Edit: Mana Takemura Cooperation: omomuroni, kazzycom