バブル景気によって大型家電や娯楽家電が充実。レコードからカセット、そしてCDへと目まぐるしく移り変わり、ゲーム機器やパソコンも普及。電化製品が大きな進化を遂げた時代。デザイン性も高くカラーリングも斬新で、見るだけで楽しい商品が続々誕生した。
いつでもどこでもパシャリ!
レンズ付きフィルム〈写ルンです〉(富士フイルム)。手軽さときれいな仕上がりでたちまち浸透。フラッシュ、パノラマ、防水、夜景モードなどのさまざまな機能のものが発売された。名前の由来は発売当時に流行した“ルンルン気分”から。
くるくるドライヤーで聖子ちゃんヘアに
ソニー・クリエイティブプロダクツのファンシーキャラクター、アヒルのレッツチャットがかわいすぎるヘアドライヤー。聖子ちゃんヘアを作るのに欠かせない〈しっかりくるりん〉(東芝)など種類もいろいろ。
マニアが食いつくレコードプレーヤー
電池式ポータブル・レコードプレーヤー 〈サウンドバーガー〉(オーディオテクニカ)。シルバー、レッド、イエローの3色展開でミニステレオホン付き。レコードを挟み込むだけのポップな見た目と軽さも魅力。
デッキが3つ連なった横長プレーヤー
2本のカセットテープを同時に録音可能+ダビングできちゃう、トリプルデッキ搭載の〈ナショナル ラブコール〉はグッドデザイン賞を受賞しただけあって、“3連”の存在感はありつつもインテリアを損なわないクールさ。
SONYからウォークマン参上
型名に“DISK DRIVE”の頭文字をとった〈WM-DD〉(SONY)。シルバー、ブラック、レッドの3色にブロンズ、ブルー、グリーンが加わり性別問わない人気商品へ。〈HS-P05 Mk II〉(AIWA)もブラック×グリーンの潔いデザインが◎
カセットテープといえばAXIA
各メーカーが個性あふれるデザインと機能性を競ったカセットテープ全盛期。〈AXIA JP-F〉(富士フイルム)は80年代全開のデザインと高品質で注目された。イメージキャラクターにデビュー間もない斉藤由貴を起用したことでも話題に。
お花見しながらのど自慢大会!
いつでもどこでもカラオケできちゃう〈mamekara〉(EPSON)。マイクとスピーカー一体型なのに手で持ちながら歌える軽量感で、電池式だから屋内外問わず持ち運びにも便利。エコー機能や音声多重バランス調整機能も装備された優れもの!
Illustration: Miltata Text&Edit: Mana Takemura Cooperation: omomuroni, kazzycom