1983年に雑誌『Olive』がパリの女学生のファッションやライフスタイルをお手本にしようと“リセエンヌ宣言”を打ち出し、“オリーブ少女”が誕生。カントリーテイストからチープ・シックでユニークなものまで、かわいい雑貨をどんどん生活に取り入れる時代が始まった。
フランス製ボウルでパリジェンヌ気分
フランス映画のワンシーンに憧れて、持ち手のない大きなカフェオレボウルが大ブームに。カップに温かい飲み物を注いで、両手で大事に包み込んで飲む。それだけでなんだかほっこりと温かく幸せな気持ちに包まれた。
友達と被らないキャラを探し出す
空前のキャラクターブームが巻き起こった80年代。サンリオなどのファンシーキャラから、フィリックス・ザ・キャット、セサミストリート、タンタン、ミスターピーナッツといった海外生まれのキャラのグッズもお目見え。
キッチンにはカントリーテイストを
イギリス生まれのアンティークの皿、カップ&ソーサーなどの食器類はもちろん、調味料用の缶など、キッチンにもかわいくてデザインのよいアイテムを。生活空間の隅々までおしゃれにしたい!
オサムグッズが欲しかった!
ミスタードーナツが日本を代表するイラストレーター原田治とコラボ。こちらはドーナツ6個がセットになって1800円で買うことができた〈元気が出るBOX〉。このBOX目当てでドーナツを買う人が続出していた。
プチプラでキラキラ大人買いしちゃおう
海外から輸入したおもちゃみたいなキッチュなアクセサリーたち。いくつになっても胸を高揚させてくれるうれしい存在。ステッカータイプのイヤリングは90年代に入るとピアスシールと呼ばれて、再び大流行。
みんな大好き中華風雑貨!
ブームの火つけ役となったのは大中、文化屋雑貨店、ガラクタ貿易など、世界各国の安価でユニークな商品をそろえたショップ。カンフーシューズ&カンフー帽は飛ぶように売れ、ファッションアイテムとして取り入れられた。
Illustration: Miltata Text&Edit: Mana Takemura Cooperation: omomuroni, kazzycom