イギリスを拠点として活動するアメリカ人写真家のヴァレリー・フィリップス(Valerie Phillips)が最新作品集『ALICE IN LONDONLAND』(自費出版)を刊行。それを記念して、作家本人が来日し国内4箇所を巡るサイン会が開催される。
写真家・ヴァレリー・フィリップスがBOOKMARCなど国内4箇所でサイン会を開催
女の子を撮り続ける写真家・ヴァレリー・フィリップス。2016年に日本で先行発売された初の公式写真集『ANOTHER GIRL ANOTHER PLANET』も未だ記憶に新しい。今回の『Alice in Londonland』は彼女にとって10作目の作品集となる。
仕事で色々な場所を飛び回っている生活からの変化を求め、ロンドンの自宅周辺を探索するために休みを取り撮影を敢行。モデルであるアリスは、まるで我々に案内してくれる、ツアーガイドのよう。作品集は、モデルと写真家による旅の記録だ。
アリスは我々を、あえて注目しないと見過ごしてしまいがちな路地裏やパブ 、カフェへと連れ出す。ドラゴンや花、剥がれたペイント、動物の壁画、そんなものも目にするだろう。ヴァレリーが色々と組み合わせて遊んでいる服のコレクションから、自分にぴったりの服を見つけ出したり。そんな日常が写り込んでいる。
ヴァレリーの特徴とも言える、カラフルでぐちゃぐちゃで鮮やかな世界観の中にリアルなロンドンでの出来事が生き生きと描かれた一冊だ。
作家本人が来日するサイン会は、7月10日(水)のBOOKMARC(東京・原宿)を皮切りに、ほか東京都内2箇所、大阪1箇所、合計4箇所でツアーが展開。各会場では、すでにデッドストックとなっている貴重な過去の作品集も本イベントのために作者が提供。数に限りがあるものの購入も可能とのこと。この機会をお見逃しなく。
Valerie Phillips 『ALICE IN LONDONLAND』
判型: ソフトカバー / 192ページ/ 240 x 168 mm / カラー
出版社: 自費出版 / 2018年刊
ISBN: 978-0-9543403-5-3
発売日: 2019年7月1日(月)
価格: 4,400円 + 税