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GINZA11月号表紙にも登場!4つのポイントから探る、ミュージシャン “アーロ・パークス”の魅力

GINZA11月号表紙にも登場!4つのポイントから探る、ミュージシャン “アーロ・パークス”の魅力

10月12日(水)発売のGINZA 11月号は『魅惑のミュージシャン』特集。表紙を飾ったのは、ファッションアイコンとしても注目を集めるシンガー アーロ・パークス(Arlo Parks)。4つのポイントから、そのチャームを探る。


charm 1.
ビリーやハリーら
ミュージシャンもアーロに夢中!

 今、音楽スターからラブコールを贈られる新星アーティスト、アーロ・パークス。彼女のカバー歌唱を絶賛したビリー・アイリッシュは、一緒にツアーをまわった。ハリー・スタイルズも、アーロをツアー前座に指名した一人。デュア・リパがカバーした人気作「Eugene」は、あのミシェル・オバマがフェイバリットに挙げた楽曲でもある。

クィア同士であるクレイロとのコラボ楽曲「GREEN EYES」も話題になったアーロ。音楽フェス「グラストンベリー」では、この二人とロードによるステージも話題に。自身と同じZ世代からの支持が厚い一方、ブレイクスルーとなった2018年作「Cola」にベテランのリリー・アレンがいちはやく反応したこと、そしてサー・エルトン・ジョンが「恋に落ちた」と絶賛したことが示すように、リスナーの年齢層が広いとも言われている。

現在22歳にして、母国英国のマーキュリー賞とブリット・アワードを受賞しており、その音楽性は多方面で評価されている。

デビュー・アルバム「コラプスド・イン・サンビームズ」は2021年1月に世界同時発売。ヒット・シングル「Eugene」「Black Dog」ほか全12曲を収録。

charm 2.
村上春樹を筆頭に
日本カルチャーからの影響も

 「フランク・オーシャンの影響と同等に、村上春樹の痕跡が感じられる」 (1)。デビューアルバム『Collapsed in Sunbeams』がそう評されたように、アーロ・パークスの音楽には、多様な文化的バックグラウンドが広がっている。

「ただ言葉が好き」。そう語る2000年生まれのアーロは、音楽家になる前から、詩人で小説家だった。有毒な関係に別れを告げる楽曲「JUST GO」のほか、アルバムのいたるところで反映されているのは、村上春樹『ノルウェイの森』の登場人物、ハツミの「傷つけられても生きていく」 エネルギーだそう(2)

人間観察を好むアーロが書く歌詞は、身近に感じられる物語でもある。「Caroline」で歌われる「喧嘩する芸術家気取りのカップル」は、実際にオックスフォードで目撃した人々からきているそう。GINZA11月号掲載のインタビューでは、2022年の来日中、渋谷のスクランブル交差点を観察し、行き交う人々の人生に考えを巡らせながらノートをとっていったとも語っていた。もしかしたら、日本の風景や日常にインスピレーションを受けた曲も近々聴けるかもしれない(ちなみに、今回の来日でセブンイレブンの梅おにぎりが大のお気に入りになったんだとか)。

charm 3.
聴く者に優しく寄り添う
リラクシングな音楽

 14歳のころ、詩にビートをつけるため、音楽制作をはじめたアーロ。両親の好きなジャズやフレンチポップを聴いて育った彼女は「黒人なのに踊れない」 エモ愛好家だった。「For Violet」に日本人DJのNujabes、「Too Good」にRadioheadのトム・ヨークの名が出てくるように、ラップやオルタナティブへの造詣も深い。そんな彼女がかなでるサウンドは、聴く者を包むかのような、ジャジーでリラクシングなインディポップ。


メッセージ性も、人々がアーロに惚れこむ理由のひとつ。アルバム中もっとも大切な曲とされた「Hope」は、メンタルヘルス問題を抱える友人のために書かれたもの。自分を恥じてふさぎ込み、相談もできなくなっている相手に共感を示しながら「あなたは一人じゃないよ」と呼びかけるコーラス部は、ライブでオーディエンスの合唱を呼び起こす。

「自分のためだけに音楽を作っているのだとしたら、リリースなどする必要はなくて……」「作り手がどうしても世の中に出さずにはいられなかったもの。そういう表現こそが、誰かを救えると思います」(GINZA 11月号より)。そう語ってくれたアーロの音楽は、きっとあなたにも、やさしく寄り添ってくれる。

charm 4.
ファッションアイコンとしても
注目を浴びる存在

 いつしか傷が癒えることを予感させてくれるアーロの音楽は、リスナーに対しても、弱さや脆さの共有に導いてくれる。その作家性は、近年オファーが絶えないファッション領域でも発揮されている。監督・出演した〈グッチ〉とのショートムービー「knotted gold」では、ウェス・アンダーソン作品を想起させる淡くカラフルな色合いとともに、コンフォータブルな親密さが広がっている(ちなみに、ガス・ヴァン・サントとアレッサンドロ・ミケーレが共同制作したグッチのショートフィルム「At The Café」にも出演を果たした)。

カラフルな色合いや、ゆるやかなビックサイズド・スタイルで知られるアーロ。はじめてのグラミー賞では、彼女らしいハードでやわらかな〈シモーン・ロシャ〉の高貴なレザースタイルをセレクト。シャツに縫いつけられたのは、アルバム表題曲「Collapsed in Sunbeams」の詞。「私たちの歪みで平和をつくろう」。この繊細な希望をふりそそぐアティテュードこそ、多くの音楽家、そして音楽ファンがアーロ・パークスを愛する理由のはず。

 

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Text: Tatsumi Junk

【脚注】
1. How Anaïs became Arlo
2. Arlo Parks: “I Wanted It To Be A Time Capsule – A Step By Step Of The Moments That Have Shaped Me

【アーロ・パークスへのインタビューも掲載】

10月12日(水)発売のGINZA11月号は
『魅惑のミュージシャン』特集

GINZAが気になる
ミュージシャンたち!

みなさん、こんにちは。

久しぶりの音楽特集。今回はインタビューをベースとしながら、アーティストがそれぞれのヴィジュアルで登場します。Charaさん、木村カエラさん、BiSH、Awichさん、SHISHAMO、小袋成彬さん、松下洸平さん、King & Princeの平野紫耀さん……みなさんの世界観をお楽しみください。

また、岡村靖幸さん×斉藤和義さんのレコード対談、lily名義でCDをリリースする石田ゆり子さん×大橋トリオさんのトークも。 さらに、Vaundyさん自身が撮影をしたフォトクリエイションを初めて発表します。あの人気俳優をはじめ、日常の風景などが収められた写真は必見です。

そして“楽器隊”企画を3本。1つ目は、OKAMOTO’Sのハマ・オカモトさん×Reiさん対談、2つ目はKing Gnuの新井和輝さん、石若 駿さん、地代所 悠さんに楽器愛を取材。3つ目は、朝吹真理子さんによるWONKの江﨑文武さんへのすてきな文章。必読です!

ファッション企画は iriさん、AAAMYYYさん、ermhoiさん、idomさんが、今季のおすすめアウターを着用。miletさんは〈ルイ・ヴィトン〉の新作をまとってシューティング。

中村佳穂さんは手描きの絵で参戦。SUPERORGANISM、Japanese Breakfast、Homecomingsの畳野彩加さん、Chilli Beans.、そしてコラム集など、とにかく音楽だらけの1冊です。 コスメはいま話題のクリーンビューティについて!

今号も、どうぞよろしくお願いいたします。

編集長
芦谷富美子

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