山本現代の所属作家、ナイル・ケティングと、松本望睦からなる東京発のバーチャル聴覚室ユニット、EBM(T)によって新しい複合型アートフェスティバルが行われる。ベルリンと東京、そしてオンラインとオフラインを通して、文化のインフラストラクチャーを整備していくというプロジェクト、『インフラ』。ギャラリーはもちろん、クラブやホテル、WEBサイト上など、さまざまな場所にてパフォーマンスや展示が行われる予定だ。
『Light Through the Window』 佐藤純也、村山伸彦、 ニナ・バイエ&マリー・ルンド展
8月26日〜9月24日/ハギワラプロジェクツ
“Cash Flow 2015.2.22” 2015 acrylic and ink on canvas 22×27.3cm
“イメージ”の定義とは人それぞれ異なる。本展はバックグラウンドが違うアーティスト3組が自分たちの“イメージ”を表現する。1日の終わりに財布に残った小銭の縁をキャンバスになぞり、作品を作るものもいれば、エジプトから出土した彫像のイメージを描くものも。はたまた、折られて見えない反戦ポスターをかざし知覚“イメージ”に働きかける。広がり続ける定義そのものを体験しに、出かけてみてほしい。
『ATM tempo I/II/III セロニアス・モンクに捧ぐ』 エマニュエル・ソーニエ展
開催中〜10月31日/銀座メゾンエルメス フォーラム
Round Midnight | 2016 | Installation view at Palais de Tokyo, Paris | Photo: André Morin | ©ADAGP, Paris 2017, Courtesy of the artist
北アルプス国際芸術祭が行われる長野県大町市。古くから塩の道千国街道の宿場町として栄え、かつては山から流れてきた水路が家の中を通っていたこともあるという、自然と水が共鳴する特別な場所だ。食とアートを通し、国内外から選ばれた36組のアーティストによって表現される土地固有の美しさ。気持ちのいい空気とともに存分に吸い込める57日間は、もうすでに始まっているのでお早めに。