みなさん!読書してますか?今月読みたい珠玉の三冊 – 伊坂幸太郎『ホワイトラビット』etc…

みなさん!読書してますか?今月読みたい珠玉の三冊 – 伊坂幸太郎『ホワイトラビット』etc…

『ホワイトラビット』
伊坂幸太郎

4/6/カバー

新潮社 ¥1,400

怪しげなベンチャー企業で働く兎田はある日、新妻を誘拐される。引き渡しの条件は、オリオン座に薀蓄が深い“オリオオリオ”を探し出すこと。致命的な誤算から人質立てこもり事件を起こした彼は、同時刻に空き巣に入っていた黒澤と出くわす。SITが出動し、マスコミも報道を始める。逃亡不可能な状況下、やがて事態は思わぬ方向に……。〈すでに起きてる出来事も、時間がずれないと見えないわけだ〉。伊坂流レトリック健在、最新書き下ろしミステリー。

 

『編集ども集まれ!』
藤野千夜

gz11_「編集ども集まれ!」書影

双葉社 ¥1,700

1985年、J保町の漫画編集部に配属された小笹一夫。石ノ森章太郎や岡崎京子らとの交流など、充実した毎日を送っていた。次第に女性の格好をするようになった彼。同僚は「笹子」と呼び親しんでいたが、会社側は寛容でなく……。〈君はさ、女性として生きていく、っていうことでいいんだよね〉。22年後、小説誌からの依頼を受け、久しぶりに町を訪ねた笹子。蘇るのは、甘やかでありつつも葛藤のにじむ日々だった。芥川賞作家のデビュー前と今を綴る自伝的小説。

 

『砂上』
桜木紫乃

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KADOKAWA ¥1,500 

元夫からの慰謝料と月数万円のアルバイト代をもとに、北海道で細々と暮らす令央。小説家の夢は叶わぬまま、気づけば40代に突入。ある日、編集者・小川との出会いを機に、母が墓場まで持っていった秘密と向き合う決心をする。〈嘘ということにして書かないといけない現実がありますから〉。執筆欲にとり憑かれるほど曖昧になっていく虚構と事実の境界。物語の本質を掬いとる視点。ひとりの人間が作家になっていく過程を描いた、デビュー10周年記念作品。

Text: Ayako Kimura Edit: Shun Sato, Akira Takamiya 

GINZA2017年11月号掲載

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