08 Oct 2019
300点ものジュエリーが世界中から集結。カルティエが大規模な展覧会を開催

〈カルティエ〉の現代作品に焦点を当てた大規模展覧会『カルティエ、時の結晶』が、2019年12月16日(月)まで国立新美術館にて開催されている。圧巻のジュエリー群をその目に焼き付けて。
これまでに世界34ヶ所にて行われてきた『カルティエ展』。日本では4度目となる本展覧会は、1970年代以降の現代作品にフォーカスした世界初の展覧会だ。
展示総数およそ300点の約半数を占める作品は、世界中から厳選された個人所蔵のもの。通常は公開されることのない作品に、これほどの規模で触れることができるのはまたとない機会だろう。
装飾品という枠を超えた作品群だけでなく、新素材研究所の杉本博司と榊田倫之が手がける展示空間にも注目だ。
「時間」をテーマにした本展覧会は、“色と素材のトランスフォーメーション”、“フォルムとデザイン”、“ユニヴァーサルな好奇心”の3つの章で構成。デザインや背景となるストーリーによりキュレーションされている。また、ある場面では作品が対照的に配置されており、作品同士の関係性を紐解いて鑑賞することができる。

会場イメージ 序章「時の間」
© N.M.R.L. / Hiroshi Sugimoto + Tomoyuki Sakakida
1847年の創業以来、いつの時代も新しく革新的でありながら、常に一貫したスタイルや永久的な魅力を放つ〈カルティエ〉。メゾンに脈々と流れる“時間”を堪能できる貴重な機会をお見逃しなく。
【カルティエ、時の結晶】
開催期間: 開催中〜12月16日(月)
開催時間: 10:00〜18:00 (※金・土は20:00まで) ※入場は閉館の30分前まで
開催場所: 国立新美術館 企画展示室2E
住所: 東京都港区六本木7-22-2
Tel: 03-5777-8600 (ハローダイヤル)
休: 火(10月22日を除く)、10月23日(水)
Text: Maki Takahashi