“ヴィンテージタウン”と言われるほど熱いエリア。その盛り上がりの立役者たちをご紹介。
古道具が欲しければ、“ヴィンテージタウン”博多へ
まるでハンドメイド博物館!
LIGHT YEARS / MORE LIGHT
モロッコのラグやインドのヴィンテージキルトといったテキスタイルを中心に、アフリカやヨーロッパの家具など伝統的な手仕事がきらりと光る品々が並ぶ。どれも代表の前田淳さんと細矢直子さんが世界を飛び回って見つけてきたもの。
姉妹店「MORE LIGHT」ではアジアの民藝品や自然物のオブジェなどが大きな棚に陳列され、まるで博物館のような雰囲気。溶岩を削ったペンダントランプといったオリジナルアイテムも人気だ。
LIGHT YEARS
MORE LIGHT
生活に根差した民芸品から照明まで
TRAM
北欧家具や日用品、国内の地方で見つけた工芸、農耕具といった珍しいアイテムも。オーナーの水上真由美さんが買い付けるものは、一見ヴィンテージには見えないほど状態がよい。
「北欧には長く使えるものがたくさん。新品と組み合わせやすいようにリペアをしっかりして、味わいは残しつつ清潔感を大事にしています」。これからの季節におすすめなのは照明。コンパクトで明るすぎず、部屋の雰囲気をグッと変えてくれる。
TRAM
兄弟が生み出すアートのような家具
krank marcello
幻想的な彫刻やインスタレーションを手がける、藤井健一郎・輝彦兄弟が営む店。ヴィンテージ品のリメイクのほか、端材で作った動物モチーフの彫刻と組み合わせた、アートのような家具を制作し、地元で展覧会も開かれた注目の存在だ。
「ヨーロッパで仕入れた家具はすべて木製。塗装を剝離して無垢にしています。植物のような佇まいになり、家の中が心地よくなる気がしますね」。オープン20年目の今年、街に魅力的なショップが多くある理由について藤井さんはこう語る。「生まれも育ちも福岡で、地元で店を持ちたいという人が多い。横のつながりも強く互いに尊重し合っているので、当人の個性が存分に発揮された、ユニークな店が多いのかもしれません」