女たちよ! 靴を履いて立ち上がれ『ドリーム』,『ジュリーと恋と靴工場』戦う女性がテーマの映画をご紹介

女たちよ! 靴を履いて立ち上がれ『ドリーム』,『ジュリーと恋と靴工場』戦う女性がテーマの映画をご紹介

2月のアカデミー賞で司会のジミー・キンメルが、『ラ・ラ・ランド』と本作について「黒人がNASAを救い、白人がジャズを救った」とうまいジョークを言っていたが、それほど60年代のNASAで黒人女性が活躍した事実は明るみになっていなかった。『ドリーム』は、60年代、白人男性社会のNASAで宇宙開発を支えた数学者とエンジニア、指導教官として活躍した3人のアフリカ系アメリカ人の女性の実話を基に描かれる。天才的な能力を持っていても、黒人女性は差別を受け、尿意をもよおせば別の棟の黒人専用トイレへとヒール姿で走らねばならなかった。それでもあきらめずに闘い続けた彼女らの知恵と努力が、21世紀に働く女性たちの礎となっている。

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ドリーム』(16)

原題“Hidden Figures”は隠された人物もしくは数字を意味する。NASAの3人の黒人女性スタッフをタラジ・P・ヘンソン、オクタヴィア・スペンサー、歌手のジャネール・モネイが好演。監督はセオドア・メルフィ。9/29より全国公開。

©2016 Twentieth Century Fox


現在のフランス郊外ロマン市を舞台にしたコメディ・ミュージカル『ジュリーと恋と靴工場』も闘う女性が活躍する。主人公ジュリーではなく、彼女が行き着く高級靴工場(しかもリストラ計画の噂でもちきりの)で働く靴職人たち。主人公はといえば、餞別にもらったやっすいスニーカーを履き、夢は正社員になることという無意志系現代っ子である。声を上げ、行動をする女性たちの生き様を見て、彼女は初めて自分の選んだ靴で歩み始める。

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『ジュリーと恋と靴工場』(16)

25歳で職なし、金なし、彼氏なしのジュリーに、『EDEN / エデン』のポーリーヌ・エチエンヌが扮する。ジャック・ドゥミを彷彿とさせながらも、ゆるくて笑えるコメディ・ミュージカルに仕上がっている。9/23より新宿ピカデリーほかにて全国公開。

©2016 LOIN DERRIÈRE L’OURAL – FRANCE 3 CINÉMA – RHÔNE-ALPES CINÉMA

 

Text: Tomoko Ogawa

2017年10月号掲載

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