この世は実は、不思議なことばかり。 猫に鳩、ハンコに妖精、座敷わらしだって登場。 不思議で面白くて、心がジンワリ温かくなる口コミ話を集めました。 平凡だと思ってた毎日、今日から少しだけ違って見えるかも。
🎨CULTURE
幸せを呼ぶ座敷わらしから聖書まで、この世は不思議なことばかり!噂話に花が咲く♡実体験の口コミ話
あわわ、座敷わらし参上!?
座敷わらしが出ることで有名な東北の旅館に、興味本位で友達と宿泊。宿に到着すると中から宿主の息子さんがお出迎えしてくれて、私たちを見るなり「今日は出るかもね」とニッコリ。その夜、体がありえないくらい熱くなり目が覚めると、何か気配が…。「いるの?」と恐る恐る呼びかけると、電気の紐がふわっと動いた!座敷わらしは幸せを呼び込む神様(?)で、泊まった人全員が出会えるわけではないと聞いていたので「やったー!」とテンションも最高潮。なかなか寝つけず朝を迎えた。その後はというと仕事が途切れず絶好調、むしろ忙しすぎるくらいなので、やっぱりご利益があったのかも。
(Nさん/ライター)
骨董通りの エインカレム
ある日、骨董通りで聖書を扱うお店に、なぜか立ち寄りたくなった。毎日通るのに気がつかず「こんなお店あったかしら」と。でもその時は、母が熱心なクリスチャンであったことを思い出し、聖書をパラパラとめくった程度。後に母の葬儀があった際、牧師さんが読んでくれた手紙は、生前私たちに宛てて書いてくれたもので、「子どもたちには教会に通ってほしい」「聖書を読んでほしい」と綴られていた。きっと、あのお店に母が私を呼んだのだな、と直感。それから聖書を買い、時間がある時には教会にも行くように。あれ以来、自分が浄化されているように感じる。
(Mさん/ヴィンテージショップオーナー)
Illustration: STOMACHACHE. Text: Hiroko Yabuki Special thanks: Akiyo Nitta, Chiye Ryang, Hiroko Chihara, Yuri Kuroda