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服部昌孝さんが選ぶ、ファッションに注目したいMV

服部昌孝さんが選ぶ、ファッションに注目したいMV

いつの時代も、名曲の影には名スタイリングがある。スタイリスト 服部昌孝さんの感性を刺激した、衣装なしには語れない5作品。


Fatboy Slim 「Weapon Of Choice」

「演出に対して、どんな服を準備するかがスタイリストの仕事だとしたら、そこが完璧なのがスパイク・ジョーンズのMV。真面目なスーツ姿じゃなきゃ、名優クリストファー・フォーケンがホテルのロビーでひょうきんに踊る姿が、ここまでユニークに見えない」

 

Jamiroquai  「Space Cowboy」

「唯一無二を体現するジャミロクワイの着こなしはもちろんいいけど、少しだけ映り込むバンドメンバーも観てほしい。服のユルさと映像がすべて絶妙にかみ合っていて、めちゃくちゃ素敵。受ける仕事は、できる限りバックメンバーもやろうと心に決めた一作」

 

宇多田ヒカル 「光」

「今になると、ただのTシャツ姿にも意味があることがよくわかる。定点でキッチンを映したなんてことない映像だけど、サビの入りから蛇口の水が流れ、終わると止まる。すべてがこの仕掛けを生かすための計算。これほどシンプルで、これほど効果的な服選びは圧巻」

 

U.S.A. For Africa 「We Are the World」

「髪型もファッションもこれを観れば80sカルチャーが丸わかり。時の人が集結した、まさに尖った個性のオンパレード。なかでもシンディ・ローパーの奇抜さは群を抜いています。セルフスタイリングがほかでは見られない演出となり、独自の世界観を創り出している」

 

Adele  「Oh My God」

「人種、体型、LGBTに対する時代風刺が入った、現代劇のような濃厚さ。主役のアデルだけでなく、見切れる人も、ランウェイ並みにモダンな装いをしている、マバタキひとつできない作品。違和感だらけなのにまとまりがある。こんなヴィジュアルをいつか作りたい」

 

服部昌孝 はっとり・まさたか

2016年yahyelのMV「Alone」をきっかけに音楽シーンでもスタイリングを担当。制作会社「服部プロ」では作品の製作総指揮をとる。

Text&Edit: Keiichiro Miyata

GINZA2022年4月号掲載

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