世界初! 日本語ラップ展覧会 有名ラッパーのリリック帳の展示やVR擬似バトルも!

世界初! 日本語ラップ展覧会 有名ラッパーのリリック帳の展示やVR擬似バトルも!

オールドスクールもニュースクールも集合! 今こそ日本語ラップの歴史をディグりましょう


ポップ・カルチャーの中心にあるのはラップだ。ストリート・スタイルからタトゥーをチラ見させる世代のパーティで鳴っているのはラップで、彼らのプライヴェートをお笑い芸人のように流行語で反映するのはラッパー。彼らの両親世代のカルチャーの成功者はラップスターで、ビヨンセと結婚したJAY-Zがその筆頭に。明らかにロックからラップへとカルチャーの主流が変わったのは社会の構造の変化と関係がある。ロックが白人の大学生のもので、ラップはアメリカのミドルクラスが没落した2007年後に盛んになった。日本でも同様だ。日本にラップが入ってきたのは1983年前後でかなり歴史が古い。2000年ぐらいのRIP SLYMEの曲を聴いて育った人も多いはず。しかし、本当に日本語ラップが人気になったのは“ゆとり世代”の現実をフリースタイル・バトルという形で歯に衣を着せずに暴露するようになった2000年代半ば以降。メディア上で象徴的なのは現在2年目を過ぎた民放での『フリースタイルダンジョン』という番組や武道館を満杯にする「高校生ラップ選手権」の存在。『RAP MUSEUM』展は、そうした日本語ラップに焦点をあてた美術館で行われる日本初の展覧会。誰でも知っているラップのどこが特別なのか? VRによる疑似バトル体験や日本での歴史、RHYMESTERやK DUB SHINEなど有名ラッパーのリリック帳も展示され、ラップが生まれる仕組みと支配的なカルチャーになった秘密を覗くことができる展示である。

 

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SHING02のリリック帳。言葉が生成する様子が垣間見える。

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HIPHOP最高会議の千葉氏によるラジカセの壁。

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サ上とロ吉の「サイプレス上野の部屋」を再現!

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RAP MUSEUM
開催中〜9月24日/市原湖畔美術館
入館料: 一般800円、大高生・シニア(65歳以上)600円、中学生以下・障がい者手帳をお持ちの方とその介添者(1名)は無料。
週末はシンポジウムやイベントもあり、フリースタイルを含むライヴなども楽しめる。詳細は市原湖畔美術館(lsm-ichihara.jp 0436-98-1525)まで。

Photo: Mayumi Hosokura
Text: Hiroshi Egaitsu

GINZA2017年10号掲載

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