2018年注目の女性アーティスト2組、元Stoned Green Applesの「OSHIDAAYA」 と、Ami Kawai によるソロ・プロジェクト「PRINCE GRAVES」によるコラボレーションLIVE『LAND ON THE PLANET』が、2018年10月15日(月)に代々木八幡のサロン・TANGRAMで開催。
自由な私に、自由な歌を。OSHIDAAYA×PRINCE GRAVESコラボLIVE
わたしたちにはときに、女性だらけで集まってひたすら盛り上がりたい夜もある。モテとかなんとかは気にせず、好き放題にお洒落してメイクして、おいしいものをパクパク食べて、飲んで、ご機嫌な音楽に体を揺らせたい…、そんな気分にもきっとぴったりな、女性アーティスト同士のコラボレーションLIVEがもうすぐ控えている。
アーティストのひとりは、元Stoned Green Apples、日々の暮らしの中で感じた様々な気付きにインスパイアーされた物語の断片を気だるい歌声で描き出す、オルタナティヴ・アシッドフォークとでもいうべき「OSHIDAAYA」。
もうひとりは、浮遊するボーカル、溶けるノイズギター、白昼夢へと誘うサイケデリックドリームポップで知られるAmi Kawai によるソロ・プロジェクト「PRINCE GRAVES」。
実力派、新進気鋭のオルタナティヴな女性SSW2組が今回開くのは、対バン形式でもなく、ユニットや即興でもなく、お互いの楽曲をそれぞれがサポートし合うという、まるで二人舞台のようなあたらしいかたちの演奏会だそう。
個人的に、OSHIDAAYAは特に見逃せない。今年出た新曲『PURPLE PHASE』では、ミニマルなギターとリズムをバックに「わたしは本当はうつくしくないの/そんな目でわたしを見ないで/洗濯ものは全然しまえないし/誰かのことをすぐに憎いと思う」と歌い、現代を生きるイチ女性として飾らない本音を吐き出す。痛快だ。
OSHIDAAYAがカバーする曲のチョイスには、自身の音楽への愛やリスペクトがうかがえる。でもアレンジには、彼女らしさがちゃんと残る。ニューヨーク・パンクの旗手ジョニー・サンダースの名曲『SAD VACATION』は、ギターにたっぷりディストーションをきかせて。スタイル・カウンシルの80’Sトレンディなロック・ポップ『LONG HOT SUMMER』は、ボサノバ風のリズムに再解釈。
ファッションモデルとしても活躍するOSHIDAAYAがLIVEの場でつくりだす世界観は、一見の価値あり。枠にとらわれない、かっこよさがあるから。なお当日はフリーフードありで、代々木八幡の音楽とベジとビオワインのお店、NEWPORTがケータリング。ナイスな音楽にフード&ドリンクに、秋の夜長をぜひたのしんで!
【LAND ON THE PLANET】日程: 2018年10月15日(月)
時間: 開場20:00/開演21:00(予定)
会場: 代々木八幡 TANGRAM
住所: 東京都渋谷区上原1-1-23 auxビル 2F
チケット: ¥2,000+1D(前売りなし、当日券のみ)フリーフード付
出演: OSHIDAAYA, PRINCE GRAVES
Text: Milli Kawaguchi