20 Jan 2017
フローリスト・越智 康貴の”花咲くかげに” 01 – センスというものを与えてくれる 〈MA déshabillé〉のパジャマ

表参道で<DILIGENCE PARLOUR>というフラワーショップを運営する中、花を扱っ
“センス”を与えてくれる物に出会うことがある。自分の中で、いままで見えていなかったことがクリアに見えるようになる、新しいことを知るこころのときめきを体験させてくれるような物。
MA déshabilléのパジャマがそのひとつ。室内着としてだけじゃなく、ちょっとした御出掛けにも重宝する、ワードローブの質を上げてくれるパジャマ。
20代前半の頃は渡り鳥みたいな生活をしていて、色んな場所で、
着心地が良いのはもちろんだけど、居心地良く、安心感とともに過 ごせて、守られている気分になるパジャマ。周りに流れる時間に、 少し余裕ができた。完全に頼ってしまって、コーディネートもあま り考えなくて良いしって、ついついセットアップでひとつ、 ふたつ、みっつと増えていく。
突然、大自然の中に放り出されても違和感のないような、あらゆる場面に寄り添うパジャマ。
女性が花にカモフラージュされる”迷彩花柄”を見た時は、思わず、天才、と声が出た。こんなにロマンなことはない。マイってメロメロになってしまう様な、花と女性の関係性の鮮やかな書き出しで。
かわいいわたし、を演じているのも楽しいけれど、趣味が良いってこういうこと。
装う事。眠る時じゃなくたって、隙を見せたい時がある。男性だって女性だって、気持ちのいい事、楽しい事が好き。自分と、自分の好きな人の為にだけ飾る花の様に、嬉しい秘密。
好奇心の開く道は、どこに続いているんだろう。
MA déshabilléのパジャマは、境界線を超えてくる。
目に見えていなかったものに輪郭をつけていく、知覚を促すような革命的なパジャマ。
もちろんやさしく。
MA déshabillé(エムエー デザビエ)
(パジャマ各種はオンラインショップにて購入可能)
model:HELENE(AMAZONE)
越智 康貴
フローリスト/文筆業
フラワーショップ DILIGENCE PARLOUR 運営。