金髪と笑顔がトレードマーク。ZOMBIE-CHANG名義で活動中のメイリンさんは、作詞作曲だけでなく、ZINEや映像の指揮も手がける多才な女の子なんです!!! そんなメイリンさんが今ハマっているもの、それは「映画」です。いまの気分にぴったりくる1本を紹介。
メイリンちゃんのガール・ミーツ・シネマ:『スウィート17モンスター』主人公は傲慢で自己中。わたしにもこんなイタい時代あったなぁ
はじめまして。メイリン(ZOMBIE-CHANG)です。
私は普段からYOUTUBEで予告編を漁るのが趣味。このたび、ginzamag.comで映画の感想日記を書かせて頂くことになりました。完全なる独断と偏見とトンチンカンな私生活を書き綴るのでこれから何卒、よろしくお願いいたします。
最近、気になっていたのがこの映画。
足を運んだのは「ヒューマンラストシネマ」。
ミニマムな劇場はより一層私の気持ちを高ぶらせる。
主人公は傲慢で自己中。世界で一番自分が不幸だと思ってるような思春期の女の子。私はその彼女の痛々しい姿に自分の10代を重ねた。
ターコイズブルーのカラフルな大きいジャケットを羽織った主人公が恥ずかしいメールを誤送信。悶え苦しむ姿に私は心を奪われた。
彼女と同じく自分が誰よりも不幸で、なおかつ惨めで、『同い年の子とは話が合わない!みんなが悪いのよ!』なんて痛々しい感情とともに学生時代を過ごした。(私は高校を辞退してしまったけどね。。)母親ともうまく行かず、誰に大しても文句ばかり。よく知りもしない人に恋をして勝手に幻滅して。自分に好意を持ってる人を見下したり。でも本当はちょっと好きだったり。
思春期の女の子ってみんなそうだよね?
きっとわたしだけじゃないはず。
ネイディーンはショート丈のトップスにパンツが見えちゃいそうな丈のスカート、30デニールくらいのタイツ、可愛いスニーカーを履いていた。とてもキュートなんだけれどボーイッシュ。
私はあんまりスカートを持ちあわせていないので買物にいこうかなと思って劇場を後に町をウロウロした。(多分そんなのは口実で本当はあの頃の思春期の感情がどっぷり私を支配していたから帰れなかったのだけれど)
夜21時をまわっていたからお店はほとんど閉まっていてスカートは買えなかったけれど、至福な孤独感と10代の苦しみと葛藤にどっと浸れたのであった。
『スウィート17モンスター』
イケメンで人気者の兄とは対照的で、自分はイケてないと嘆く17歳ネイディーン。人生の支えだった親友がある日突然兄と恋に落ちた!?その大事件をきっかけに、ネイディーンは今までの自分から脱皮をせまられる…。アメリカ批評家たちがこぞって、”あの頃”のリアルな痛さを思い出して悶絶する”めったに出会えない宝物”のような青春映画だと絶賛。『ゴーストワールド』よりリアルで、『JUNO/ジュノ』より心に迫り、『リトル・ミス・サンシャイン』より感動的な、21世紀を代表する愛おしい青春こじらせ映画が誕生。
4/22(土)より、ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテほか公開中
www.sweet17monster.com
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メイリン(ZOMBIE-CHANG)
ZOMBIE-CHANG(ゾンビーチャング)のボーカル、トラック、パフォーマンスすべてを担当。2ndアルバム『GANG!』を3月にリリース。