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北千住デザインが語る最新映像トピックス:インタラクティブなコンテンツ制作に欠かせない「ゲームエンジン」

北千住デザインが語る最新映像トピックス:インタラクティブなコンテンツ制作に欠かせない「ゲームエンジン」

たくさんのコンテンツがあふれる今、特にチェックしておきたいことをピックアップ。識者が語る、映像業界のニューウェーブに注目!#最新映像トピックス


インタラクティブ作品には、
ゲームエンジンが欠かせない

僕の映像作品はインタラクティブなものが多いんですが、その制作に必要になってくるのがゲームエンジンです。よく使うのは実際にゲーム開発でも用いられている「Unity」というソフトウェア。2005年にMac OS X対応の開発ソフトとしてリリースされ、『ポケモン GO』などの人気ソフトの開発にも使われています。

インタラクティブとは、ゲーム機やスマートフォンのようにボタンを押すと即時に何らかの反応が返ること。最近ではアートのデジタル化も進み、人の動きにあわせて映像の中の花が揺れたり、水面に波紋が立ったりという、インタラクティブな作品も増えていますよね。また、リアルタイムに動きをシミュレーションし、ランダム性を取り入れれば、二度と同じ映像が生成できない偶然性も生まれる。ゲームの技術が、アートや映像の分野でも使われるようになっています。

2016年はVR元年といわれましたが、AR(拡張現実)の分野はこれからが本番かなと思っています。ARとは現実世界の上にCGを重ね合わせ現実を拡張する技術。将来的にはメガネ型のARデバイスが普及するとも言われていて、世界中どこでもスクリーン化できそうです。

今年の3月に発売されたiPad Proに「LiDAR」が搭載されました。レーザーで対象物までの距離を測定して空間を認識する、自動運転車などに使われてきた技術です。これにより、周囲の地形を一瞬で認識できるようになりました。iPadのカメラを部屋の中に向けて床や壁などを認識すれば、あたかもそこから花が生えているような映像を、リアルタイムに作り出すことができる。ARの技術はすごい速度で進歩していて、興味がつきません。

LiDAR
「LiDAR」を応用し、部屋を花でいっぱいにすることも(本人のTwitterより)

MEISAI
北千住デザイン制作のARフィルタ「MEISAI」。エフェクトを選ぶと、対象物が光学迷彩に包まれたり、残像が発生したり。北千住デザインのウェブ(kitasenjudesign.com/meisai)から無料でDL可。(推奨環境: iPhone XR/XS/11、iOS 13以上)

Profile

北千住デザイン きたせんじゅでざいん

クリエーティブコーダー、ARクリエイター。AR・Web・ライヴ演出などインタラクティブメディア上で視覚表現の研究・開発を行っている。

Illustration: Masaki Takahashi Text: Neo Iida

GINZA2020年8月号掲載

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