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🎨CULTURE
戸部田 誠(てれびのスキマ)が語る最新映像トピックス:YouTubeにお笑い芸人も参入し、独自性を突き詰めた配信が人気
ブームの今、大御所も開設!
独自性を突き詰めた配信が人気
ステイホームで家にいる時間が増えたことや、UUUM(YouTuberのマネージメント会社)とよしもとの業務提携などで、芸人のYouTubeチャンネルが増えています。かつては売れないからやむなく……という印象があったけれど、今では千原ジュニアや小籔千豊、今田耕司といった大御所たちも始めて、むしろ「なんでやらないの?」という空気に。冠番組を持つことが難しい今、自分たちのお笑いをやるにはぴったりの場。ただ、YouTubeっぽいネタではウケにくい。「東野幸治の幻ラジオ」みたいに、喋り中心にするとか、芸人らしい切り口が大事だと思います。
必ず観るのは芸人のみなみかわのチャンネル。週1で生配信されている企画「公式! もう二度と松竹を辞める人間を出さないでおこうTV」では、所属事務所をいじリ倒します(笑)。アーカイヴが残らないかも?という危うさもあって、ライヴ的な限定感があり見逃せません。リモート単独ライヴを配信した東京03も凄かった。以前からコントを配信していて、その影響で若い世代がライヴに来るようになった実績も。「神田伯山ティービィー」のように伝統芸能の舞台裏を伝えてくれる番組も画期的ですね。
東京03
毎月30日にコントを配信している。リモート配信に合わせて「東京03第2チャンネル」も開設。「10日であの台本を書いた飯塚さん、さすがです」
みなみかわ
ピン芸人みなみかわの個人チャンネル。「『ゴッドタン』でも紹介されていた、時折コンビで漫才をするヒコロヒーもよく登場します」
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戸部田 誠(てれびのスキマ)
ライター。テレビっ子。著書に『タモリ学』(イースト・プレス)、『売れるには理由がある』(太田出版)など。
Photo: Wataru Kitao Illustration: Masaki Takahashi Text: Neo Iida