6月のメランコリーを疾走するギターサウンド、脱力系ラップ、 軽快なエレクトロニックサウンドで吹き飛ばせ。
🎨CULTURE
6月のじめじめメランコリーを吹き飛ばす音楽3選 – Peaking Lights,ゆるふわギャング,DYGL
Peaking Lights 『Little Flower Featuring Chloë Sevigny』
Two Flowers Records
LAのデュオ、ピーキング・ライツによる透き通るシンセサウンドに、クロエ・セヴィニーのポエトリーリーディングをのせた曲を収録した12インチシングル。こちらはカール・ラガーフェルドの音楽ブレーンとしても知られるDJのミシェル・ゴベールが、NYの香水ブランド〈Régime des Fleurs〉のためにコラボレーションを実現させたもの。
ゆるふわギャング 『MARS ICE HOUSE』
Mary Joy Recordings
クラウドファンディングで得た目標の5倍もの資金で生み出されたアルバムが到着。ヒップホップの定型から無意識に逸れたかのようなハイブリッドで肩肘張らないトラックの上に、これまたゆるい男女のラップが交差する。一度耳にしたら最後、ロマンスとユーモアで構築されたカラフルな世界に引きずり込まれること間違いなし。
DYGL 『Say Goodbye to Memory Den』
Hard Enough / ULTRA-VYBE
若者たちから絶大な支持を得るワイキキ・ビートのメンバーが所属するデイグロー。ザ・ストロークスのギタリスト、アルバート・ハモンド・ジュニアとバンドの作品に携わるプロデューサーのガス・オバーグを迎え、アメリカでレコーディングした1枚。彼らの未来を切り開く、王道のロックンロールアンセムが誕生した。
Text: Ayana Takeuchi