子どもの頃にきっと一度はしたことがある「好きな花」の話。誰がどんなお花を好きなのか、大人になった今でも気になる。さまざまなシーンで活躍する人に尋ねてみました!
🎨CULTURE
イラストレーター・たなかみさきが初夏に買う花:あの人の好きなお花Vol.5
イラストレーター
たなかみさき
好きな花
芍薬(しゃくやく)
ボタン科・ボタン属。花期は4〜6月。薬用植物として渡来し、江戸時代に多くの園芸品種が誕生。中国では「花相」(花の宰相)と称される。
咲いて落ちるまでの姿を人生と重ねて日々観察する
これぞ花!というような存在感と、東洋のミステリアスな雰囲気に魅力を感じて以来、すっかり芍薬の虜になっています。私は友人と二人で暮らしているのですが、初夏になると必ずどちらかが芍薬を買ってくるんです。つぼみの状態から花が咲いて落ちてしまうまでの、まるで人生のような儚さを、同居人と一緒にじっと見守るのが毎年恒例になっています。国際女性デーに贈られるミモザも、自立した女性の象徴というイメージがあって好きですね。
自宅では、近所のフラワーショップで買ったものをリビングの机に飾っています。つぼみから楽しめるものや、ドライにして長持ちできるものを選ぶことが多いです。世田谷にある「タリアストア」という古着屋にある花瓶がどれも個性的で気になるので、今年こそはどれか一つ手に入れて、今まで以上に花のある生活を満喫したいです。
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たなかみさき
1992年生まれ。J-WAVE『ミッドナイトチャイム』のパーソナリティとしても活動。作品集『あ~ん スケベスケベスケベ!!』が発売中。
Illustration: Ryuto Miyake Text: Momoka Oba