時刻は夜の8時。街は昼間よりも強い光で溢れ、人種多様に様々な人が行き来するスクランブル交差点。電気屋さんに立ち寄りフィルムを探す。「当店ではフィルムは一切取り扱っておりません。」あ、はい。え?売ってない?そんなことある?!と店をはしご、やっとこ見つけて装着完了。今回のレポートでは私、編アシktが普段首から下げているPENTAXのフィルムカメラ(おかげさまで首こりがもうじき石となる)と、それとは真逆のAUTOなデジタル機器 iphone7 plus(肌身離さず持っていたら手が大きくなった)で撮った写真を合わせてお届け致します。
向かったのは『WWW X 』。今回のイベントはNIKELABがNIKE VAPORMAXをモチーフにエアの「先」を考えるクリエイター達を集め、グラフィック、WEB、モーション、ファッションをかたちとして表現。最終的に全てを融合させて、この日に一つの作品を完成させるという、体験型イベント。自分もその作品の一部として加わっているような感じ。エントランスをくぐると、バーカウンターの前にはすでに多くの人が密集していて途端に緊張、背中からは汗・・・。でも大丈夫!今日はHOOTERSのTシャツを着て脱ぐ気満々なんだから。(イケイケに踊れる気分になるとっておきアイテム!)
プロジェクションされる壁とライトのインスタレーション。
最新のエアを搭載したナイキ エア ヴェイパーマックス。例えばだけど「空気を靴にしてみなさい」という無理難題が出されて、もしそこに答えがあるなら、こういうことなのだと思う。空気(AIR)って普段意識することはないけど、必要不可欠な存在。このシューズも一度手にしてしまったのなら手放すことはできないだろうな。
メインフロアへと繋がる重みのある扉を開けると、まだ空間に余裕があった。ステージの前で数人の若者が最前列に並ぶ姿はインスタレーションの一部なのかと思うくらい少し異様で面白い光景。
彼らと同じように私も目の前に立ち呆然と見つめる。まったく体験したことない FUTUREにタイムスリップした気分。プレイする人たちとそれを見る私たちの間に薄いスクリーンが貼ってある。そうだ、未来のテレビ?!透けてみえる向こうの世界。でも同じ空間。目の前に一枚のものが隔てられているとなんでこう官能的な気分になるんだろう。
変わる色、動き、それを誘導する音楽。