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グランピングの理想郷、ノルディスクヴィレッジ滞在記

グランピングの理想郷、ノルディスクヴィレッジ滞在記

長崎五島列島、ノルディスクヴィレッジがすてきすぎると聞いて、1泊2日、東京脱出、アウトドアブームにも乗り遅れ、メスティンが何だかもいまだにわかっていない編集Pが人生初のグランピングを体験しました!


ノルディスクビレッジ

後輩Z(Z世代なので文章中こう呼ぶことに)と朝羽田を出て2時間ほどで長崎に。乗り継ぎの長崎空港で気持ちがはやるのか、Zはお土産のカステラを買っている。Why?帰りでいいだろうと思いながら、バッグパックにカステラを押し込む姿を横目に長崎名物のちらし寿司を探す。五島福江空港へはプロペラ機で30分。長崎港へ移動してジェットフォイルやフェリーで行く手段もあるらしいが、今回は移動時間を短縮してできるだけ五島列島を堪能したい。なので福江空港にはお昼には到着!わあああ、別世界。ここが五島列島なのか。まずはタクシ―で向かったのは鬼岳。

鬼ケ岳の原っぱ

名前が名前なので、なんかもっとオニ的な猛々しいものを想像していただけに、何なんだこの愛らしいフォルムは。丸くて芝生に覆われた火山。標高315m。中腹の展望台から福江を見渡す。きゃーきれい。さっそく空港で購入した大村寿司でお弁当タイム。500年前とか5万年前とかもう単位がよくわからない前に噴火した火山でランチ。五島列島福江の人たちは「大事な話があるので火山に来てくれない?」とか「そんなこと言うなら火山で決闘だ!」とかができるのね、うらやましい。芝生の緑と空の青さと大村寿司の錦糸卵の黄色でもう目がチカチカしている。わああ、もう自然と一体化だ。ふと気がつくとカステラが入ったバックパックを背負いながらZは芝生の上で無言でぐるぐる前転をしている。Z世代の喜びの表現なのか、何か声をかけるべきかと思ったがやめた。

ノルディスクビレッジの外観

今回はとにかくグランピングでのんびり過ごすのが目的なので鬼岳からそのままタクシーでノルディスクヴィレッジへ直行!(車中、主に私は東京からの電話を受けて、Zはipodで音楽聴きながら携帯を触っていたので中略) そして田尾というエリアに到着!

旧田尾小学校の校舎をリノベーションし、その校庭に8つのテントがあるノルディスクヴィレッジ。Zが「いいですねー、懐かしい」と。いや絶対に木造校舎の小学校通ってないでしょ、と思ったけれど、きっとこれは日本人の原風景なんだろうな。校舎の中のセントラルステーションでチェックイン。なんてかわいいカフェ(食堂)!テーブル、照明、おしゃれで落ち着く空間。こちらのレストラン「TAOFLAT KITCHEN」のランチは地元の人からも愛されているのだそう。そして今回はテントに宿泊ですが、校舎内にもお部屋が4つあり、見学させていただいたらこちらもすてき!!次回はこちらに泊まるのだ。

さて、鍵を受け取り「アスガルド」というテントへ。1901年創業のアウトドアブランド〈ノルディスク〉の村だけあって、テント、チェア、ランタンなどいたるところに洗練されたスカンジナビアデザインのアイテムがいっぱい。そしてテントの中は広〜い、ここはホテルですか?ベッドが2つ、ソファもあり、冷暖房も完備。あー快適。キャンプでシュラフに寝るのがどうも苦手なので、このふかふかベッドはとてもうれしい。とりあえずダイブ!!あれ、後輩Zがいないと思ったら、テントの前にあるハンモックにいた。「最高っすねー」。なんか楽しそう。荷物を置いたらせっかくなので散策に出かけることに。

相変わらず、Zはバックパックを背負っている。田園風景の中を、わーきゃー言いながら(主に私が)、Zは携帯で黙って写真を撮っている。宿舎のスタッフに教えてもらった田尾ビーチへ。わあああ、こんな近くに海岸があったのね。着いたとたん、Zがバックパックからカステラを1本取り出し、半分に割って差し出された。どう反応していいのか、でもありがたく受け取る。何かの儀式か。わけがわからないが美しい海を見ながらとりあえずカステラ丸かじり、豪快だな。そしてせめて飲み物が欲しかったな。

海岸でぼーっとして夕陽を見ていると、ほんとうに朝、東京にいた自分が信じられない。やはりこの風景はここまで遠くにこないと堪能できないと実感。半日かけてきてよかった。そしてそろそろディナータイムなのでノルディスクヴィレッジに戻る。

テントの前のテーブルでBBQ。すべて島で採れたものばかり。ランタンの灯りだけで、屋外で食事をする開放感。漆黒だけに空の星がクリアに見える。月だって東京より五島さが増してきれい。そしてデザートは焚き火で焼きマシュマロだ。なんかいいなあ、楽しいなあと思っていたら、Zが線香花火を出してきた。え、それどうしたの?とたずねると、タクシーの運転手さんがくれました。 私が車中で電話している間に、地元の運転手さんとの交流があったのか。線香花火も何年ぶりだろう。いいなあ、なんかいいなあ。グランピングうれしいな。

シャワールームも清潔で快適。翌朝、早起きするために就寝。聞こえてくるのはカエルの声、そして遠くからは潮騒が…。

翌朝、小雨で目覚める。降っていた雨もすぐにやみ、テントの外の空気は澄んでいて、気持ちがいい!

Zとまた歩いて、田尾ビーチに朝陽を見に行く。なんだかもう景色ばかり見ているレポートになっているけれど、ほんとうにそれだけで幸せ。チェックアウトまで、カフェで過ごすことに。

スタッフの人たちは24時間体制、困った時にそっと手をさしのべてくれる、さりげないサービス。あー帰りたくないなあ。次は絶対に2泊3日にしたい、アウトドアが苦手だったけれど、こんなに快適に自然と一体化できた。この、リゾ―トなのに、リゾートの押し付けがない品のよさがノルディスクヴィレッジ の魅力だ。それはスタッフの佇まい、調度品のセンスのよさ。この誰かの気配を感じながらもプライベートが守られている心地よさ。初めてきたのに、懐かしい感覚。帰り際、スタッフが並んでお見送りで手を振ってくれたときに、わ―こんな大勢いたんだと驚いた。Zもいつまでも手を振っていた。

帰りはまた高浜ビーチ(とにかくいろんなビーチに行きたくて)に立ち寄って、空港に。「次回は教会巡りをしたいですね」とZ。その日の夜には羽田に着いていて、夢のような1泊2日のグランピングの旅でした。来年も必ずノルディスクヴィレッジに行きますね。

問い合わせ

Nordisk village goto island

ノルディスクヴィレッジ公式サイト

Text: GINZA

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