大人になった今も、癒やしやクリエイションのヒントをくれる、自分だけの宝物。さまざまなジャンルで活躍する4人に、愛してやまない大切なコレクションを見せてもらいました。
🎨CULTURE
いつだって、ぬいぐるみ推し。作品づくりにも影響を受けたポップな仲間
イラストレーター
MA1LLさん
幼い頃から、ぬいぐるみに囲まれていたMA1LLさん。今も実家に保管している。
「両親が頻繁に買ってくれたので、昔から身近な存在でした。クマやイヌ、ブタ、うさぎといった動物が好きで、現在も自分の描くイラストに頻繁に登場しています。思い入れがあるのは、パペットにもなるクマと、弟と人形遊びをしていた犬。そして、20代半ばの気持ちが沈んでいた時期に母親がくれたブタ。当時、腕の音符の刺繡を押すといびきをかいて動く姿に元気をもらっていた」
ボディのバランス感にも惹かれるという。
「体に比べて大きい手足は、小さい子どものようでかわいい。キャラクター感の強い目も好きです。友人がプレゼントしてくれた『バーニー&フレンズ』に出てくるベイビー・ポップや、沖縄旅行で出合ったスパム缶のスパミーくん、フリーマーケットで購入した『セサミストリート』のミス・ピギーなど。小学生時代にグッズを買いそろえていたサンダーバニーは、胴が長いので、かつては、枕としても活用していました(笑)」
江ノ島オッパーラで見つけたネコや、ベイビー・ポップ、ミス・ピギー、スパミー君は手元に置いている。
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MA1LL
SIMI LAB所属。ミュージシャンのアートワークを手がける。本誌連載「私的なオノマトペ」の挿し絵も。
Text&Edit: Nico Araki