2020年10月16日(金)〜25日(日)の10日間、「渋谷PARCO」を舞台に新しいイベントが開催される。アート、ファッション、音楽、演劇など、約30組のあらゆるジャンルのクリエイターが集結。展覧会やポップアップストア、一夜限りの特別上映会などを楽しむことができる。
前身イベント『シブカル祭。』のDNAを受け継ぎ、新しい才能の発見と応援を掲げて今年から始動するカルチャーの祭典『P.O.N.D.』。イベント名は“Parco Opens New Dimension”を略したもので、常に新しい次元を切り開いていくイベントでありたいという想いが込められている。
葵残業 刺繍屋
2016年より育てこの先はどこへいくのでしょう
aggiiiiiii ジンスタ/ライター
ジン『KAZAK』編集・発行人。海外のガールズカルチャーを中心としたコラムやイラスト、翻訳を手がける。『GINZA』、『Fasu』にて連載中。訳書に『プッシー・ライオットの革命』ほか、共訳書『バンクシー 壁に隠れた男の正体』。
アレキサンダー・ジュリアン 闇花屋/FLOWER PUSHER/草月流師範
東京の地下アイドルから企業広告、大統領のVIP装飾まで手がける何でもありの闇花屋。好きな芸能人は島田珠代。東京地下樂團、大牌廣告、總統御用造花、什麼都做的地下花藝師。名稱日本花道的優等生。
Idarin REALWASSA編集部 編集部員A
REALWASSA編集部(暫定部員1人)の編集部員として活動している。REALWASSA編集部ではコラージュや写真、カセットテープにぬいぐるみ、漫画など様々な形でzineを製作、販売。90-00年代のアイドル写真集やグラビア雑誌、宇宙、ストリートカルチャーや映画などから最大に影響を受けている。
illiomote ハッピーポップユニット
幼馴染であったYOCO(Vo.,Gt.)とMAIYA(Gt.)の2人による池袋出身のハッピーポップユニット。2019年3月に、突如としてYouTubeに投稿された「In your 徒然」のビデオは楽曲発売前にも関わらず早耳リスナーやメディアで話題となる。19年末にリリースされた配信シングル「Sundayyyy/BLUE DIE YOUNG」はSpotifyにて数々の公式プレイリストに選出。今年8月には初のコラボ楽曲「24/7」とミディアムバラード「ブラナ #15」 を配信リリースしたばかり。今後も、NEO な楽曲センスと2人の HAPPY なバイブスに期待せずにはいられない。
伊藤誠一朗 アーティスト
1997年生まれ。武蔵野美術大学卒。ファッションデザイン、パフォーミングアートなどを中心にファッション⇔美術の往来をしています。記憶や欲求、装いをテーマに身体と性にまつわる作品を作っています。
映画パンフは宇宙だ(PATU) 自主団体
映画パンフ文化の継承と発展・発信を目的に活動する有志の自主団体
2018年創設。現在50名のメンバーと共に、出版活動やイベント企画などをおこなう
近著に「PATU MOOK創刊号:大島依提亜と映画パンフ」「アリ・アスター短編解説読本 “I HOPE THAT PEOPLE WILL FEEL UNSETTELD.”」ほか
片岡亮介 ARTIST
1993年岡山県生まれ。東京造形大学卒業。ドローイングを軸としたペインティングやインスタレーションなどの手法を用いて作品を制作している。
グッチーズ・フリースクール 映画配給
日本未公開の映画を紹介・上映・配給する自主団体。主な配給作品は『アメリカン・スリープオーバー』、『キングス・オブ・サマー』など。また、映画パンフレット兼雑誌の「ムービーマヨネーズ」を不定期で刊行している。編著に『USムービー・ホットサンド 2010年代アメリカ映画』(フィルムアート社)がある。
小出祐介(Base Ball Bear) Base Ball Bear Gt/Vo
2001年に結成されたロックバンドBase Ball Bearのボーカル・ギターを担当。これまで2度に渡り、日本武道館でのワンマン公演を成功させる。また、音楽プロジェクト・マテリアルクラブの主宰も務める。
乙うたろう 作家
1994年兵庫県生まれ。2016年京都精華大学デザイン学部卒業。「キャラクターの身体を模索する。時を超える陶器で。果てのない世界を包む壺で」。これまでの展覧会に2014年「キャラクラッシュ!」展(東京)、2017年「大寺俊紀+乙うたろう『やわらかな脊椎』」展(大阪)、2019年「Small impact」(京都)。
Kinuko Numano フォトグラファー/スタッフ
2000年 茨城県出身。東京を拠点に写真家として活動。新宿歌舞伎町 THE FOUR-EYED ショップスタッフ。
Kuno Fell Asleep クリエイティブ・エンジニア
1992年生まれ。東京在住。2019年12月フェイスブック主催のARハッカソンで準優勝。個人制作アプリの総ダウンロード数は10万台を突破。実績に評論誌エクリヲの表紙アートワーク制作、SICKYマガジン掲載、チュッパチャプス広告起用、GINZA公式フィルター制作など。
JACKSON kaki Artist/DJ
3DCG、VR、AR、MR、Video Director、DJとして様々な領域で活動するマルチアーティスト。
sumica アーティスト
1997年生まれ。山形県出身。日大芸術学部美術学科卒業。主に彫刻を制作。
添田奈那 ペインター/アニメーション作家
1994年生まれ。セントラルセイントマーチンズファウンデーションコース修了。アジアで売るおもちゃや看板、ガラクタから影響を受け、「チープ」らしさを愛おしく感じるかたわら、社会にまつわる理不尽な事柄に憤りや悲しみを感じ、それらをテーマに作品を制作している。
TATA グラフィックアーティスト
1988年生まれ。デザインや印刷を通しオルタナティブな表現の可能性を探る。
玉名ラーメン プロデューサー/アーティスト
2001年生まれのプロデューサー/アーティスト。 トラップからアンビエント、ハウスまでをも内包したアブストラクトなトラックにポエティックなつぶやきが融合したオリジナルな音楽性はUK名門レーベルからの注目も集める。 様々なジャンルやシーンを超えてボーダレスに自然と混ざり合う今の感性を全面に感じる楽曲を制作している。
DAMMIT TOKYO Used Select Shop
東京に店舗を構えるカルチャーや物事を独自に解釈したジャンルレスなユーズドセレクトショップ。国内外のヴィンテージ・デザイナーズアーカイブなど様々なジャンルの洋服を中心に取り扱うだけでなく、ディレクション・スタイリング・撮影などの制作も数多く行っている。
ツカノマノフードコート フードレーベル
ツカノマノフードコートは日本初のフードレーベルです。新進気鋭の若手シェフやフリーのフードクリエイター達を束ね、彼らの好奇心やアイディアを形にしたイベントや商品をプロデュースします。
NINE STORIES maker / reader
色彩、記憶、物語をテーマに2014年にNINE STORIESとしてものづくりの活動をスタートする。活動名の由来は、たくさんの物語を作っていきたいという思いを込めて。百貨店催事や個展を中心に大阪にて活動中。
なみちえ ラッパー/着ぐるみ作家/美術家
1997年生まれ、東京芸術大学先端芸術表現科首席卒。在学時に平山郁夫賞、買い上げ賞を受賞。文藝2019年冬季号に寄稿したりクローズアップ現代+に出演するなど多岐にわたり活動を行なっている。ソロの他、バンド:グローバルシャイ、クリエイティブユニットTAMURAKINGでも活動している。その表現は単純に二分化されている知覚にグラデーションを起こすための装置である。
Vinyl Youth Party / DJ collective
Kamome, Daichi, Kinya, Juddyの四人による、パーティー兼DJ collective。毎月渋谷のDJ bar Koaraでパーティーを行いつつ、江ノ島オッパーラや道玄坂Mitsukiでも勢力的にプレイ。出身はバラバラではありながら、四人全員が1999年生まれであり、若さ溢れるグルーヴは世代問わず感度の高い音楽ファンの間で人気を集めている。Vinyl Youth 1st Anniversary Partyでは、Disko klubbをゲストに大盛況の盛り上がりをみせた事も記憶に新しい。
果てとチーク 演劇ユニット
青年団演出部所属の主宰・升味加耀と俳優・川村瑞樹の演劇ユニット。2015年、升味が留学先のベルリンで旗揚げ。作品傾向はセンチメンタルホラー。登場人物は大体死ぬか、すでに死んでいる。大きな世界とちっぽけな人々の絶望的に変わらない状況へのヘイトを、そこはかとないホープでせっせとくるみつつ、できうる限りポップに描く。
Hiraparr Wilson Painte / Bricoleur
思い出野郎Aチーム、CATBOYS、やけのはら、BTB特効などの音楽家のアートワークを手がける他、アパレルブランドとのコラボレーションも多数。さらに、川村亘平斎の影絵個展『MATA AIR』や、音楽家・藤田陽介とBOREDOMS・EYヨの舞台『メモリーム| MEMOLEEM』を仕掛けるなど、ジャンルにとらわれずオルタナティブに活動を展開。2017 年に恵比寿「OVER THE BORDER」、2018年にタイの「Speedy grandma gallery」で個展を開催。国内外のグループ展にも積極的に参加している。
betcover!! 音楽プロジェクト
ヤナセジロウのソロプロジェクト。1999年生まれ、東京で風土を感じる多摩地区育ち。幼い頃からソウルミュージックを聴いて過ごし、大人びた音楽指向と環境、才能と表現の狭間で揺れ動きながら、中学にあがる頃には創作を始める。今年7月に2nd アルバム『告白』をリリース。今作は、悲しさや絶望をも愛と音楽で乗り越えようとする力強いアルバム。つまらないカテゴライズなど飛び超えた、本物が故の怒り、悲しみ、美しさ。繊細かつ音楽に対する誰にも負けない強い思い。悩める才能の覚醒を見届けて欲しい。
物百 移動式物屋
物百では手のひらサイズの物を扱います。部屋の窓辺に置いてもいいし、仕事場のデスクに飾ってもいい。カバンに入れて持ち歩いてもいい。もちろん手のひらに乗せてもいいです。ちょうどいいサイズの気に入る物をみつけてください。
Ryu Ika 写真を使って作品作ってる人
内モンゴル生まれ。武蔵野美術大学卒業。在学中にパリ国立高等美術学院協定留学。第21回写真「1_WALL」グランプリ、第18回写真「1_WALL」姫野希美賞、T3 Photo Festival Tokyo2020 ベストポートフォリオ、清里フォトアートミュージアム作品収蔵。最近は自分を通して見ると見られる関係で写真と世界の在り方について作品制作中。
Lil Soft Tennis アーティスト
大阪出身のKazuki Sasakuraによるソロプロジェクト。エレクトロ、ラップ、トラップ、ガレージパンク、ローファイなどあらゆるジャンルをクロスオーバーさせながら、常に新しい音を作り続ける次世代アーティスト。10月2日に新曲「Pop Out!!」を配信リリースしたばかり。
Lilmag Zines and other publications
ZINEとその他の自主制作出版物のオンラインショップ。誰にも頼まれていないけれど自分がやりたいからやる営利目的でない。自主出版活動としてのZINEを誰かに届ける。店主の著書『野中モモの「ZINE」、小さなわたしのメディアを作る』(晶文社)。渋谷PARCOから書店が消えて寂しい思いをしているあなたに届けたいZINEと本。
Yuhei Mukai ファッションデザイナー
2012年から6年間ウィーン応用美術大学モード科に在籍。帰国後は京都にてMUnited Kingdomai YUHEIを立ち上げ。現在は東京を拠点に活動中。記憶の中に漂っている、気持ちがときめく思い出や対象を軸にイメージを膨らませてコレクションを製作しています。
Yoshimoto Tsunahiko 美術家/rapper
1993年生まれ。大阪府出身。京都精華大学グラフィックデザインコースを2015年に卒業後、現在は東京を拠点に活動中。身近にある物の本来とは違う価値の提案をテーマにした作品を中心にペインティングやインスタレーション作品を制作。ラップグループDreamcastのMCとしても活動中(ポジションは前衛)。
2021survive 今を生き抜くプロジェクト
2020年4月、S亜TOHのLingna、YouTuberのSALICHANMODE、SPEEDのKen truthsを中心に発足。YouTubeでの24時間生配信中にリアルタイムでのコンピレーションアルバムの制作、K/A/T/O MASSACREとのコラボレーション番組配信などを行う中で、ポストコロナの世界におけるローカルアーティストたちの新たなプラットフォームを目指す。
4階にあるパルコ直営のミュージアム「PARCO MUSEUM TOKYO」で行われる展示をはじめ、地下1階 アートギャラリー「GALLERY X」では古着やセレクト小物、映画パンフレット、ZINEなどを販売するポップアップストアが実施予定。夜には音楽イベントや映画トークショー、演劇を特設チャンネルで生配信する『POP UP STORE LIVE STREAMING』が開催される。
また、1階のフードカルチャーを提案する施設「COMINGSOON」では『“食”のPOP UP STORE』が。〈ツカノマノフードコート〉によるキュレーションで、クリエイターが選書した食の本と、日替わりのデザートやドリンクを堪能することができる。そして、8Fにあるパルコが手がける映画館「WHITE CINE QUINTO」では、一夜限りの特別上映会も。バラク・オバマ前大統領が2018年のフェイバリットとしてあげた話題作『サポート・ザ・ガールズ』をジャパンプレミアとして公開する。

映画『サポート・ザ・ガールズ』
初日から3日間は、渋谷PARCOの西側(東急ハンズ側)に設置された巨大な2面の壁を使ってライブペインティングも行われる。パフォーマンス形式で作品を完成させていく取り組みは、街中で体感できる貴重なアートのひとつだ。
また、現地に行けない人でもオンライン上で展示を楽しめる『ONLINE EXHIBITION』も。オリジナルのバーチャルワールドを体感しつつ、気鋭のクリエイター作品を3Dビューで観ることができる。カオスでサイケデリックなVR空間の中は、実際の展示会場では味わえない独特の世界観。アクションやギミックが仕掛けられたゲームも用意され、今までにない感覚の鑑賞体験が待っている。

『ONLINE EXHIBITION』
初日の10月16日(金)は、10階「ROOF TOP PARK」に『OPENING PARTY』が開催。進化し続ける渋谷の景観をバックに、5組のアーティストによるライブを夜空の下で楽しめる。
フレッシュな渋谷PARCOに集う若手クリエイターたちによる作品から、新しい発見と驚きを感じてみよう。