恋愛部長「大人の恋の歩き方」vol.10 ピンポンダッシュから恋を始めよう!

恋愛部長「大人の恋の歩き方」vol.10 ピンポンダッシュから恋を始めよう!

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前回、片思いにずっと安住してはいけない!というお話をしましたが、その片思いから一歩抜け出す具体的なやり方について、今回はお話したいと思います。
これは、私が過去に編み出して以来、いろいろな相談者さんにおススメして来た鉄板の方法!自分自身も、ずいぶんいい歳になっても、やってました。

それが、名付けて、「恋のピンポンダッシュ」!
ピンポンダッシュって今どきの子どもはやらないかもしれないので補足すると、あれです、人んちの家のインターホンをピンポーン!って押して、相手が出る前に、ダッシュで逃げる!っていうイタズラのことです。

さて、片思いをして長くなると、どうしても、相手に対して手も足も出なくなります。何か決定打になることを聞きたいけど、うっかりしたことを聞いて、もしも「え?何?俺のこと好きなの?困るわー!」って引かれたら困る!せっかくの友達関係、仕事関係なんかが壊れたら、すごく困る!そう思って、何も手を出せない。口に出せない。これが、片思いの膠着状態。この状態で、ずーっと何年も、ぬるま湯でどっちつかずな関係を温めてしまうこと、よくあるはずです。
「私の気持ちは伝わっているはず!でも、確かめることは怖くてできないし、いつかきっと何かが起こって、二人の関係は進むはず!」って、他力本願になっちゃったりして。

でもね、片思いは、絶対に、半年以上引っ張っちゃダメ。うまく行く恋愛は、大体、「好きかも?」と思ってから、3か月以内で、事態が動く。半年も何も起こらないなら、それは、相手に伝わってないか、相手がまったくこっちに興味ないか、です。
どんなに相手がこちらに好意的に見えても。思わせぶりな態度でも。こちらの気持ちが伝わってるように見えても。それは、確かめないことには、分からない。勝手に心の中で、彼の気持ちをアテレコして、妄想ふくらましている場合じゃない!大事なのは、勝手に空想することをやめて、相手の意志を確かめること!です。ここから、恋愛はスタートするのです。

では、告白ですね!分かりました!彼を呼び出します!って思いました?
それは違います!いい年した女の告白はダメ!10代じゃあるまいし、改まって告白なんかしたら、うまくいくものもうまくいかなくなしますよ。告白なんて、無粋です。恋愛経験がないって告白しているようなもの!

では、どうするか。それが、「恋のピンポンダッシュ」です。具体的な方法は、まず気になる彼ができたら、あまり片思いで盛り上がって煮詰まってしまう前に!理想は、「ちょっといいかも!」って思った時にすぐ。とりあえず、ひと押ししてみましょう。たとえば、個人的に食事に誘う。何かイベントごとに誘う。思わせぶりなメッセージを送る。
会話の中で、相手を気に入っているという明確な意思表示をする、など。大事なのは、「わかりやすい」ということと、ハッキリした「好きです、付き合ってほしいです」という決定打は避けること。そして、ぐっと押したあとは、すぐに逃げる!相手の反応を見ずに、とにかくいっぺん、大急ぎで引くこと。これが重要なポイント。
ちょっと押し過ぎたかな?と思っても、すぐに逃げ出せるくらいの距離にいれば大丈夫。たとえば、今までは仕事関係で会っていた人を、思い切って、休日のイベントにお誘いする。それが、ひと押し。で、相手が「え?あれ?」と思っているところで、そのまま押し続けず、スーッと引いて、それ以降は、また仕事の関係に戻った態度を取る。

そうすると、相手はすごく気になります。「この子は俺に好意があるって確かに思ったのに、やっぱり勘違いだったのか??」このモヤモヤが、大事なのです。
もしも、相手があなたのことをもともと気になっていたのだとしたら、このひと押しに、簡単にぱくっと食いついてきます。男の人って、こっちがあれこれ悩むよりずっと単純で、気になっている女の子から、分かりやすく誘われたら、絶対に食いつくものなんです。もし食いつかなければ、まだそこまでの好意ではないということです。

たとえば、仕事の仲間としてはすごく大事だけど、恋愛関係という目では見ていなかった、などという場合は、このひと押しに対しての反応は、「食いつく」のではなく、少し、警戒した態度になるはずです。ちょっと返事に詰まっているとか、なかなか返事をしない、返事が来ても、お断りだった、リカバリーの提案がない、など。でも、こちらがそのまま押し続けず、すぐに引いていれば、相手がどんな態度でも大丈夫。またそこから立て直して、作戦を立てられます。告白と違うのは、ここ。

告白をしてしまうと、YESかNOしか返事がありません。NOとなったら、あきらめるしかないし、そこからしつこくしにくいです。お互いに気を使ってギクシャクして、人間関係自体に支障をきたすことも多々あります。ピンポンダッシュの場合は、「好き」という決定打を打っていないうえに、すぐに引いて距離を取っているので、「あれ?俺の勘違いかな?」と思わせることができる。あとでなんとでも言い訳できる。相手の自分への現時点での好意度を計ったあと、また次の手を打てる可能性が残るのです。

さらに、ピンポンダッシュは、何度かやることで、相手にとって、気になる存在になることもできます。それまでは何とも思っていなかった相手でも、ひと押しされたことで、初めて意識され、「この子もありなんじゃないか?」と希望が膨らんで、恋が生まれることだってあるんです。大事なのは、ひと押しするときの、押し具合。「ちょっとわかりやすすぎない?」「押し過ぎじゃない?」とためらうくらいがちょうどいい押し加減。(あまりに微妙な押し方だと、相手に気づかれずに終わり、意味がありません。)

そして、もうひとつは、相手の反応を見る前に引く、絶対に一度は引く、ということです。押し続けずに、いったん引くことで、相手に、「うわ、なんかグイグイ押してきたなー」と引かれることを避けるのです。どんな男だって、気のあるそぶりをされるのはうれしい。でも、ずっと押しっぱなしにされると怖くなるもの。だから、ひと押し。ギュッと、わかりやすく、一回だけ。あとは引くのが正解なのです。

ちなみに、私は過去、この恋のピンポンダッシュをやり始めてからは、無駄な告白をして自爆することは一切なくなりました。「この人いいかも!私のこと好きなんじゃない?」と盛り上がっても、ピンポンダッシュしてみたら、思ったよりもすごく他人行儀な反応が返ってきたり、そもそも1日返事を渋られたうえ断られたり!(その人は、私も絶対いける!と思ってたし、周りの友人にも、「彼、あなたのこと好きだよね」って言われてその気になってた笑)、意外な反応に驚くことがよくありました。片思いなんてホント当てになりません。

逆に、軽い気分でひと押ししたら、相手が思いのほかぐっと押してきて、結局相手のペースで付き合い始めたこともありました。片思いをして、悶々としていても、絶対に動かなかった事態が、自分のちょっとした勇気と行動で、一気に動き出すのです。そして、ピンポンダッシュ以降、気まずくなった人はゼロです。今でも仲良くしている男友達の中にも、一度は私からピンポンダッシュされたことのある人が混ざっている!(笑)くらいです。本人たちもきっと、「あれ?」って一瞬思ったけど、すっかり忘れているはずです。

本当は、片思いを長々と続けてしまう前に、とにかく、「あ、いいな」とピンときたらすぐやるくらいが、軽やかさがあってお互いにいいのです。なので、今付き合っている人がいなくて、誰か…と探している人には、ぜひ、日常的な動作としてやってみてほしい!と思います。そして、片思いを半年以上続けてしまっている人は、今すぐに!さっさと何か口実を見つけて、相手にひと押し、ピンポンしてみてください。
何でもいい。週末のイベントでも、今話題の映画でも、ニューオープンのお店でも。口実があったほうが、相手も断る余地があって重くないので、口実を見つけて誘いましょう。(逆に、「あなたに合わせるのでいつまでも待ちます!ごはん行きましょう」とかは、重い女に見えるのでやめましょう)

恋愛は、相手があってのこと。相手の気持ちをまずは見積もるところから始めましょう。
大丈夫、人の気持ちは変わるのですから。今はまだそれほど盛り上がっていない彼の気持ちだって、これからどうなるかは分かりません。だからこそ。どんどん彼に関わって、彼との関係性を変えていく必要があるのです。
そのための、恋のピンポンダッシュ。
ぜひ基本的な恋愛スキルとして身に着けてくださいね!

恋愛部長 れんあいぶちょう

20代に恋愛で失敗を繰り返したことから、様々な独自の恋愛理論を編み出し、2008年から恋愛ブログ「恋はいばら道」をスタート。過去の失敗談を披露したり、多くの人の恋愛相談に乗ったりしている。私生活では、38歳で留学を機に当時結婚を考えていた彼氏と別れ、40歳で知り合った現在の夫と結婚、出産。現在は、広告代理店で働くかたわら、1男1女を子育て中。著書に、『28歳からの必勝ルール~恋愛部長の恋のムチ』『にっちもさっちもいかない恋がうまくいく本』(大和出版)。

HP: http://renaibucho.com
NOTE(恋愛相談): https://note.mu/renaibucho


カシワイ

装画や挿絵などのイラストレーションや漫画を描く。リイド社より単行本『107号室通信』を刊行。

HP: sankakukeixyz.wixsite.com/kfkx
instagram: @kfkx_
twitter: @kfkx_

Text: Renaibucho Cover Illustration: KASHIWAI

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