恋愛部長「大人の恋の歩き方」vol.14 二股かけられたらどうしますか?

恋愛部長「大人の恋の歩き方」vol.14 二股かけられたらどうしますか?

よく二股かけられる人がいます。私の友人にもいました。素敵な人!と思って付き合って、ラブラブなさなかに、まさかの二股発覚!しかもどっちかっていうと自分じゃない方が本命。なんなら同棲までしている古女房ならぬ古彼女がいたりして。
なんで?!どうして?!あんなに真剣に迫って来たのに、あれは嘘だったの?!
そりゃもうガックリです。あのときめきや戸惑いの時間を返せ―!です。
さて、そんな時に、あなたならどうします?
「当然、そんな男こっちから願い下げ!冗談じゃないわ。二度と顔も見せないで!」って、言える?言えたら、たぶんあなたは恋愛の勝ち組です。でも、もしも、
「いや…二股でも、私のことを好きだっていう気持ちは嘘じゃなさそうだし、何しろもう一人の彼女とはずいぶん倦怠期みたいだし、彼の言葉を信じて、もう少しだけ付き合ってみようかな?」とか、「二番目でもいい!いつかは私だけの彼になってくれるかもしれないし!」なんて思ってしまったら。
それはれっきとした二股ホイホイな女です。
二股って事故みたいなもので、別に、こっちも好き好んで呼び寄せているわけではないとは思うんですが、なぜだか二股が続く人を見ていると、けしからん男から狙われやすい特徴があるような気がするんです。
たとえば、二股をかけられても取り乱したりしなさそうな、「しっかり者」の女。
自分が「騙されてた」って思いたくない、プライドが高い女。
そして、変なところで相手に対して我慢してしまう、自己評価の低い女。
これ、二股だけならいいですが、あんまり続くと、不倫にまで発展します。
不倫ばっかしている女子って実際いますけど、マジで、不倫ホイホイです。不倫したい男性から見れば、好都合な女。本人は気づかなくても、見る人が見れば、しっかりフラグ立っちゃってる、みたいな。どんどん不倫男を引き寄せちゃってる。(怖!)
なので、もしいますでに、二股予備軍な性格なら、気を引き締めて、二股にどう対処すべきかを学んでほしい。そして、しっかり「NO!二股!」であってほしいのです。

そもそも、二股をかける男について、弁護は不要です。
「二人とも好きになっちゃったんだ」とか、「彼女のほうは、もう情しかなくて、君のことが好きなんだ」とか、もっともらしいこと言いますよね。二股男は、案外ピュアな目をキラキラさせて語ります。ある意味、自分に正直。そこが素敵に見えちゃうのかもしれません。
でもさ、よく考えてよ。その正直さ、結局自分にだけってことでしょ。自分が一番かわいくて、自分が自分に正直であれば、あとはどうでもいいんでしょ?
そんな男でいいんですか?

そりゃ人間ですから、迷うこともあるでしょう。ふらつくこともあるでしょう。でも、その迷いふらつきにしたがって、本能のまま行動したら、それはただの子どもか、ケモノです。
そこをぐっとこらえて、自分が失うかもしれないものを考えて、理性で押しとどめるのが、大人ってもんです。
百歩譲って、一時の過ちってのは仕方ないとしましょう。酒でも入ってれば間違いの一つや二つあるのが人生です。でも、一時の過ちを、そのまま継続的に常態にしてしまうとしたら、それは理性の欠如です。継続して起きてしまうことに対して、踏みとどまることはいつでもできたはずなんですから。

二股男は、美味しい目に遭いたいのです。
もともと付き合ってる彼女とは、すでに気安い関係になっていて、すべてを理解してくれている安心感が心地よい。でも、それだけだと物足りないので、新しい恋人には、恋するワクワクや、ドキドキをもらいたい。いわば美味しいとこ取りです。
実は、付き合っている彼女がいるからこそ、あなたの魅力が際立って見えているのかもしれません。相反する二人の彼女がいて初めて、彼は満足できるタイプの男なのかも。
だとすると、本命彼女と別れたからって、自分だけの男になってくれる保証はありませんよね。もしかすると、二股どころか、三股四股かける男の可能性だってあるんです。
二股をかけられている状態だと、こっちの心は落ち着きません。
自分が引いてしまえば、彼はもう一人の彼女だけのものになってしまう。
その嫉妬心から、今さら引き下がることもできなくなる。
本来、二股をかけている男が一番悪いのに、なぜだか悪人は、向こう側にいる目に見えぬもう一人の彼女になってしまう。彼女ばかりが憎くなる。その憎しみで、本来怒りを向けられるべき男は、怒りを買わずに済まされている。おかしなものです。

二股をかけられていると知っていながら別れられずにいると、段々、彼に対して弱い立場にすらなってしまいます。相手ではなく自分が選ばれたい、切り捨てられたくない、と受け身の態度になって行ってしまうから。選ぶ主体が彼、になっているからです。
こうなると、付き合っていても、いつも相手の顔色を窺うようになる。何か言い争いをしても、すぐに不安になる。自分のことを嫌いになって、もう一人の女のところに行くんじゃないか、と疑心暗鬼になる。自分と会っていない時間は他の女と会ってるんじゃないかと気が気じゃない。それで機嫌を取ったり、慌ててすぐ謝ったりするようになる。
こうなれば負のスパイラルです。どんどん自信も失って、自信を失えば、自由にふるまえなくなって、魅力も半減。相手から見ても、大したことない女に見えて来てしまうのです。
そしていずれは、恐れていた通りに、切り捨てられる。
男は、元の彼女のもとへ何食わぬ顔で戻り、新たな女を物色する、という流れ。
もしも、そんな未来が待っているとしたら。それでも、あなたは二股を受け入れますか?
二股をかけられている、と分かった時の正しい対処法はただ一つ。
「キッパリ切る」です。
絶対に別れたくない!私が費やした時間と気持ちはどうなるんだ!
その気持ちはわかります。でも、万に一つでも彼を、自分だけのものにするチャンスがあるとしたら、この時を置いてほかはない。

だから、勇気を出して、キッパリ切ってください。
大事なのは、ハッキリと、以下のポイントを伝えること。
「あなたのことは好きだけど、誰かとあなたを共有する気はない。だから、あなたのことはあきらめます。今後、私に会いに来るなら、他の人とは別れてからにして。」
絶対に、感情的になったりしない。キーッってならない。あくまでも淡々と。「とっても残念だけど」、という態度で。なんなら、「あなたのことは信用できると思ってたのに、ショックだし、残念だ。」とでも言ってやってもいい。
相手が、罪悪感を感じ、地の底まで反省し、「そこまで言ってくれるこのいい女を、ここで手放していいのか?!」と思うように、思いっきり揺さぶるのです。
ここで、変に情にほだされて、「会うだけならまた・・」とか、「メールだけなら」とかズルズルしないこと!絶対に、「キッパリ」が大事です。
二股かける男は、だらしなくて自分に甘い。ちょっとでも甘やかすと、どんどん図々しくのさばりだします。気まずそうにしてるのなんて最初だけ。
「お前だって分かってただろ?」「俺ってそういう男なんだよ」なんて言い出します。
だから、二股発覚時が一番大事だと思うんです。
ちなみに。私の友人で、何度も二股かけられる子がいて、その子に「また今度の彼も二股だった!」と相談されたときに、今回のようなアドバイスをした結果、どうなったかというと。
彼、キッパリ切られてビックリしたようで、もう一人の彼女のほうを精算してきて彼女に再び交際を申し出。その後、プロポーズまで!しました。今では浮気一つしない良き旦那さんです。(笑)
なので、「キッパリ切る」=彼をあきらめる、とは限りません。これで、彼を手に入れることができるかもしれないのです。
もちろん、キッパリ切ったらそれまでになってしまう可能性もあります。でも、そうだとしたら、もともと彼の中でのあなたの価値はそこまでだったということ。
所詮、もう一人の彼女には及ばないのです。どんなに仲が冷めきっているなんて言っていても、男女の仲は不思議なもの。いざ選べとなると、長く付き合っている彼女を選ぶ人だって少なくありません。
とにかく、二股かけるような男性に、甘い汁を吸わせてはいけません。
男だけが美味しいとこ取りで、のうのうと暮らしているなんて、許されるはずないでしょ?
こっちが恋愛に割ける時間は有限なんです。そんな男に振り回されて、大事な2、30代を台無しにしたら、あとからどんなに後悔しても遅いのです。
二股男には、キッパリ態度が一番!
いつも甘やかされて自分に甘い男ですから、急にぶっかけられた冷や水に目が覚めることだって、あるかもしれませんよ。

恋愛部長 れんあいぶちょう

20代に恋愛で失敗を繰り返したことから、様々な独自の恋愛理論を編み出し、2008年から恋愛ブログ「恋はいばら道」をスタート。過去の失敗談を披露したり、多くの人の恋愛相談に乗ったりしている。私生活では、38歳で留学を機に当時結婚を考えていた彼氏と別れ、40歳で知り合った現在の夫と結婚、出産。現在は、広告代理店で働くかたわら、1男1女を子育て中。著書に、『28歳からの必勝ルール~恋愛部長の恋のムチ』『にっちもさっちもいかない恋がうまくいく本』(大和出版)。

HP: http://renaibucho.com
NOTE(恋愛相談): https://note.mu/renaibucho


カシワイ

装画や挿絵などのイラストレーションや漫画を描く。リイド社より単行本『107号室通信』を刊行。

HP: sankakukeixyz.wixsite.com/kfkx
instagram: @kfkx_
twitter: @kfkx_

Text: Renaibucho Cover Illustration: KASHIWAI

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