秋ですね。恋の季節です。なんだか空気が冷えてくると、急に胸キュンしたくなる不思議。
さて、いつも片思いばっかりしてる人、いませんか。
見つめるだけ、想うだけ、その人にばったり会うとドキドキして、それだけで胸いっぱい、お腹もいっぱい、もうそれ以上何も望まない!だって、見つめているだけで私幸せだもの!っていうね。
でも、私よく言うんですが、「片思いと恋愛は違うから!」と。片思いなら、ぶっちゃけ誰にでもできる。アイドル歌手だって、韓流スターだって、スポーツ選手だって、何なら大統領にだって。一方的に見上げて見つめてドキドキするのは自由。つまり、恋するだけなら簡単なんです。
でも、恋愛となると話は別。相手に振り向いてもらわないといけない。好きになってもらわないといけない。さらには、「これから二人はおつき合いしますよ~」と、宣言して、他のすべての可能性を絶ってステディになる、それなりの覚悟を持ってもらわないといけない。つまり、自分だけが「好き好き」と盛り上がって、楽しんでいればいいわけではない。相手の気持ちが関係してくるわけです。その時点で、不確定要素だらけ。自分だけの想いだけではどうにもならないことだらけです。
そもそも、相手が振り向いてくれなかったら、ジ エンド。それまで。ちょっと振り向いてくれたように見えても、他の女の子になびいてしまえば、それで終わり。そして、頑張ってステディになるまで行きついたとしても、その先で、二人いっしょにいる時間が盛り上がらなければ、付き合いが継続できず、終了。関係を始めるのは簡単でも、持続するのはすごく難しいものです。
だから、片思いばかりしている子には、いつも言う。
「片思いはまだ恋愛でもなんでもないよ!」「さっさと片思いのぬるま湯を出て、リアルな彼にぶつかってみて、恋愛を始めないと!」ってね。
もちろん、ずっと妄想の世界で暮らしていきたい人は別です。アイドルの追っかけ、全然有りです。幸せですよね。そのまま突き進んでください。でも、そうじゃない、本当のリアル彼と、リアルにデートして、彼氏になってもらって、その先も幸せな日々をいっしょに過ごしていきたいと思っているなら。片思いほど意味のないものはありません。私は、自分自身に対しても、「片思いは半年まで!」という決まりにしていました。
片思いは、長引くとろくなことはない。なぜなら、妄想の中の彼の像がどんどん膨らんで、実体の彼とはかい離して行っちゃうからです。
人間て、ホントに、付き合ってみて初めて見えてくる実体ってのがあって。ほぼ100%、見た目で受けていた印象とは別物だったりします。今まで、付き合う前に「こんな性格かな~?」と思ってたのと、付き合った後も一致してた人は、皆無。みんな、外に見せる顔と、身内に見せる顔は違うんだよね。片思いが長くなると、そういう、見た目の性格を彼だと思い込んでどんどん未来予想図を広げてしまうので、結局彼ではない、何か別の人格を好きになっているってことなんですよね。それが結局彼から見ても、「なんかこの子は俺のイメージだけを好きなんだな」って白けられちゃう原因になるんですよね。