GINZA12月号の表紙を飾った女優・小松菜奈さんが主演する映画『さくら』が2020年11月13日(金)より全国公開。原作は、累計60万部を突破する西加奈子の同名小説。登場するのは、サクラと名づけられた1匹の犬と長谷川家の5人、そして彼らが大切に思う人たち。小さな幸せ、初めての恋、思いがけない事故、愛するがゆえの葛藤……ひとつの家族を通して、生きることの意味を丁寧に描く。本作について、小松さんに話を聞きました。
🎨CULTURE
GINZA12月号に登場!小松菜奈出演最新作、 西加奈子原作の映画『さくら』が公開
2020年11月12日(木)に発売したGINZA12月号。本誌ではメンズ服を着こなす小松さんのファッションページも。
「撮影中は、その時の気持ちをメモしながら臨んでいました。みんなとは真逆の感情を持たないといけない役柄で、真っ直ぐ過ぎて切なくなることもありました」
小松さんは長谷川家3兄弟妹の末っ子、美貴役。愛らしく奔放なキャラクターが秘める、一途な恋心を演じ切った。
「家族の光景と、そこで生まれる喜怒哀楽。個人的に印象に残っているのは、餃子をつくるシーンです。ハッピーであるとは言い切れない場面が多い中、あの時間には普通の幸せを求めてしまうからでしょうか。そして、狂気的とも言える強すぎる愛に苦しくなったとき、犬のサクラの存在に救われます。サクラが家族の中にいてくれて本当によかった。実際に現場でも、かなりのムードメーカー。サクラの名演で、会話や笑いが生まれることがたびたびありました」。
ひとりひとりの物語、ひとつひとつの出来事に、当たり前だと思っていた家族の日常が決して普遍的ではないことを知る。愛とは何か。その永遠の問いにヒントをくれる家族の物語をぜひ劇場で。
映画『さくら』
監督: 矢崎仁司
出演: 北村匠海、小松菜奈、吉沢亮、小林由依(欅坂46)、水谷果穂、山谷花純、加藤雅也、趙珉和、寺島しのぶ、永瀬正敏
原作: 西加奈子
配給: 松竹
©西加奈子/小学館
©2020「さくら」製作委員会
2020年11月13日(金)全国公開
https://sakura-movie.jp