02 Feb 2018
木下マナミさんのセルフプロデュース力UP講座 人気インフルエンサーがやっていること

自分自身が“メディア”になるという時代。スマホひとつあれば組織や人を介さずに、SNSを使って自己の力と流儀で、全世界に「私」を売り込むことで有名になれる。「セルフプロデュース力」を磨くには?正しい向き合い方は?さまざまな角度から考えてみよう。
木下マナミ
活用しているSNSはインスタグラムで「好きなものを好きなときにあげる」派。その投稿がきっかけでフォトグラファーのハーレー・ウィアーから声がかかり撮影に参加し、そこにいた今をときめくスタイリストのロッタ・ヴォルコヴァに見出されて、2017年SSの〈ヴェトモン〉のショーに日本人で唯一起用された。それからはワールドワイドな活躍でさまざまな雑誌や広告に登場している。「確かにインスタグラムを通じて撮影のお誘いをいただくことはありますが、それを目的に写真をあげるということはないです」との言葉通り、ランウェイに登場したときの写真やモデルとして起用された雑誌の写真に混じり、飾りっ気ない素顔をさらけ出したり、ときにはとりとめのない〝スクショ〟写真を無言でアップするときも。SNSにおいて、他人の目を気にしない強さや自信のようなものが表れた投稿が、さらに自身の個性を引き立てている。
ニューヨークにて同じ事務所のモデル仲間との記念撮影。「2ユーロで買ったブラウンのスパッツが大活躍!」
気のおけない友人たちとの楽しそうなオフショット。ありのままの自分、本当の素顔をさらけ出すのも魅力。
繊細なタッチや配色で、描かれた似顔絵。自分とモデル事務所をタグ付けして投稿。
木下マナミ きのした・まなみ
ZUCCA MODELS所属。SNSがきっかけで〈ヴェトモン〉のショーに抜擢されたことで、一躍時の人に。個性的なヘアカットやファッションセンスでも有名。
Text&Edit: Kaori Watanabe (FW)
GINZA2018年2月号掲載