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東京の時代を切り取る、若木信吾の新作写真集『Don’t Disturb My Disquieting Mood』

東京の時代を切り取る、若木信吾の新作写真集『Don’t Disturb My Disquieting Mood』

約2年半ぶりとなる若木信吾の写真集『Don’t Disturb My Disquieting Mood』が、2019年3月16日(土)に発売。「SUPER LABO STORE TOKYO」にて販売される最初の100冊には、もれなく若木信吾のオリジナルプリント(L版)付き。


時代を超えて交錯する東京の姿

写真家・若木信吾の約2年半ぶりとなる写真集『Don’t Disturb My Disquieting Mood』が、2019年3月16日(土)に発売される。この写真集は、若木がニューヨークと東京を行き来をしていた頃の1994年から1998年までの東京をメインにし、新たに2018年に撮影したものを追加して制作された。

東京を初めて訪れたのは1988年、2回目は1989年、そして3回目が1994年だという若木。その後はアメリカの大学へ進み、5年間の大学生活の後、ニューヨークへ1年住んだのちに東京へ戻る。「東京を仕事の場所の候補に選んだ。ニューヨークは厳しかったし、ビザも簡単には取れなかったから。アメリカでの数年の生活は東京に向かう僕をとてもワクワクさせた。ニューヨークという大都市の生活を経験した後は、どんな都会も小さく見えたし、気分だけはアメリカナイズされていたから、東京は特にエキゾチックに思えた。学校という、長い教育の年月から解放され、定職にもつかず、観光気分で訪れた東京で、僕はとにかく自由な気分を感じていた」。

若木信吾写真展

1999年からは完全に拠点を東京に移した若木だが、今回の写真集ではその完全に拠点を移す前までの期間と2018年に追加されたものが収められている。「もう人生の中でどこよりも東京の生活が長くなってしまった今、住み慣れた東京をあらためて撮るというのは、自分を嫌っていたと思い込んでいた東京を思い出すようだった。安心したら写真は撮らなくなるだろう。しかし住み慣れた場所でカメラを構えるというのは、まるで、ご近所周りで拳銃を振り回すようなものだ。隣人は言うだろう、『今更何に抵抗しようというんだ』と。そうしたらこう答えよう、『カメラだけが救ってくれる優しい時間があるんだ。僕の不穏な気分を邪魔しないでくれ』と」。

若木信吾写真展

いつも見ている東京の風景を若木独自の視点で捉えた一冊から、新たな東京を発見してほしい。

【若木信吾写真集『Don’t Disturb My Disquieting Mood』】
ページ数: 64ページ(カラー 39点, モノクロ21点)
価格: 3,500円(税抜)
部数: 限定1,000部

*「SUPER LABO STORE TOKYO」にて販売される最初の100冊には
もれなく若木信吾のオリジナルプリント(L版)が付いてきます。
プリントは全部で5種類、各20部ずつ。発売は3月15日(金) の18:00よりスタート。

*ポートフォリオセット(オリジナルプリント2点セット)
写真集の中からお選びいただいたお好みのイメージ2点のオリジナルプリントを
特製のフォルダーに入れてお届けします。

*Cプリント(裏面に作家サイン入り)
限定30部
28.000円 (税抜)
商品は会期終了後10-14日ほどでのお渡しとなります。

Text: KURUMI

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