Photo: Hajime Watanabe courtesy of Odawara Art Foundation
写真をはじめ彫刻や建築、舞台など多岐にわたり芸術活動を行う杉本博司。杉本文楽と銘打ち11年より手がける人形浄瑠璃文楽は、古典の傑作をエッジのきいた舞台へと昇華させ世界中で高い評価を受けている。その杉本文楽が次に挑むのは近松門左衛門の『女殺油地獄』。人間国宝・鶴澤清治による三味線の新作曲で幕開けし、素浄瑠璃、そして人形浄瑠璃による主人公の男が油まみれになりながら、逃げる女を執拗に追い迫り殺す凄惨なクライマックスへ。見どころの多い舞台になるはず。
8月11〜13日に世田谷パブリックシアターにて上演。チケット好評発売中。
小田原文化財団 ☎ 0465-42-9170
www.odawara-af.com/ja