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ガラスやアクリルなど透き通るものの繊細さ【手のひらサイズの世界】

ガラスやアクリルなど透き通るものの繊細さ【手のひらサイズの世界】

きっと大切なのは、大きさではなく濃度。片手に乗るアイテムに凝縮された作り手の愛や物語は、暮らしに斬新な視点をもたらす。素材ごとに集合したあれこれを覗き込めば、いつの間にか、仲間入りした気分に。日常から非日常へと誘うシュールなパラレルワールドへようこそ!


小さくても特別に映るガラスやアクリルなど
透き通るものの繊細さ

手のひらサイズの世界 ガラスやアクリルなど 透き通るものの繊細さ

手のひらサイズの世界 ガラスやアクリルなど 透き通るものの繊細さ

1 ほとんど透明のインクが、暗い場所でほんのりと光り、ブラックライトにあてると鮮やかに発光!フランスの老舗ブランドの遊び心が凝縮されて、親密なコミュニケーションに、さりげないサプライズのときめきを。またたく星空のパッケージからも、ロマンティックな連想が広がって。インビジブルインク H6×W4cm 30ml ¥2,420(エルバン | リビング・モティーフ)

2 水族館や動物園のお土産売場できっと見かけたことのあるガラスのミニチュア細工。メーカーのオンラインショップには、総勢約600種類の仲間たちが。海洋生物の他に、陸の生き物や食べ物、風景シリーズも。時季にマッチするガラス細工をシーズンごとに置き換えれば小さな風物詩に。1個から購入可能。プチシリーズ シロイルカ H1×W1.3×D2.7cm/ラッコ H1.4×W1×D2.3cm 各¥330(グラススクエア)

3 砂浜に流れついた小瓶を偶然発見。開けてみるとそこには……と、誰の心にも潜む少年少女の心がくすぐられるUSBメモリー。コルクの蓋の部分に端子がついて、厚めのガラス瓶は、4GBのデジタルデータをしっかり保護するカバーに。数日間の旅の思い出や記念日のお気に入り写真をまとめたスライドショー、ビデオレターを保存してプレゼントするのもナイスアイデア。照れくさいけれど、それくらいのほうがハートは伝わるかも。Blank 4GB φ3×H6cm ¥3,850(ハム | ウェボ)

4 クリスタルの角柱が、アクリルのキューブと一体化したオブジェ。どちらもクリアな素材ではあるものの、異なるテクスチャーや違った文脈を持つ樹脂と鉱物を組み合わせたことで、力強い自然の造形美がいっそう際立つ。空間デザイナーとして店舗やディスプレイを手がける外山翔が、自身のアート活動のひとつとしてつくりだした、ユーモラスで静寂を感じる作品。クリスタルオブジェS 約H4.5×W4×D3cm ¥3,410(アトリエ マティック)

5 置いた途端、周囲にゆるやかなムードがただよう雲の置物。内側には水が入っていて、揺れ動く水面からは瞑想的なムードが漂い、マインドもふわふわ。温度によって蒸発した水滴が、ガラスの上部からぽつぽつとしたたる様子は、小さな世界のなかで起きる自然現象そのもの。手吹きガラスを、さらに手で成形した有機的なカーブに、クロムメッキ加工をした直線的な正方形を台座にしたコントラストも新鮮。ガラスの雲 H7×W9×D4cm ¥8,800(ユミコ ヨシモト | モマ デザインストア)

6 2匹のカメの赤ちゃんがモチーフ。親指ほどのサイズながら、精緻なカッティングによって作られたのは、なんと約222面!差し込む光が変化する窓際や、キャンドルのそばに置くと、甲羅で輝きが屈折してキラキラ。つぶらな瞳が愛らしく、大切な人とひとつずつおそろいで飾っても記念になる。子ガメ*2個セット H1×W1.9×D2.5cm ¥8,800(スワロフスキー・ホーム | スワロフスキー・ジャパン)

7 上から下へ落ちていく砂で経過した時間を計る砂時計と同じ仕組みと見せかけて、時間は計れないオブジェ。ひっくり返すと、ガラスの内側で泡が発生、液体は下に落ちるけれど、大小さまざまな空気の泡は、上側のガラスの内側を埋める。これも砂時計と逆さま。耳を澄ませるとポコッポコッという音がして、合理性からしばし解放される。リラックスタイムのおともに。アワグラス φ3.5×H9cm ¥3,630(スタジオノート)

8 熱して流体になったガラスを流し込み、絵柄を型押しして凹凸を生み出すプリミティブな工法でつくられる、星座シリーズのアッシュトレイ。モチーフの位置には個体差があり、その不完全さもいいところ。ぽてっとしたフォルムや、立体的な盛り上がりに手のぬくもりが感じられ、素朴でありながらも重厚。ジュエリー入れにも。BODA ZODIACS “CANCER” ASHTRAY φ7.4×H2.7cm ¥10,450(エリック・ホグラン | エレファント)

*記事は2022年4月12日時点の情報です。現在は価格や在庫内容等が変更となっている場合があります。

Photo: Wataru Kitao Text&Edit: Yoshikatsu Yamato (kontakt)

GINZA2022年5月号掲載

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