15 Jun 2022
グリルズ、顔を覆うマスク…顔まわりも自由自在にアップデート

ある日ふと始めたことが形になり、作品群となる。誰もがクリエイターだと感じさせる、好奇心をくすぐるような唯一無二の創作品。“顔まわり”のピースをご紹介!
一番身近な表現の場は自分の顔?マスク生活にもめげず、さまざまなアイディアでおしゃれに気を晴らす。伝統的なアイテムから、器用さに唸る作品まで、いつかは参考に…。
YOUTH GRILLZ PARIS
歯が派手にパーソナルに進化中
ラッパーにはなじみ深い“グリルズ”。元歯科技工士のウォレンが、持てる知識から独学でアクセサリー感覚へと昇華させ、パリを中心にムーブメントを起こした。2015年から活動を開始。「25ユーロほどのシンプルなものからそろえ、ラッパーだけでなく、ピアスのような気軽さで多くの人が楽しんでいます」Insragram→ @youthgrillzworldwide
Maria Luneva
短命の花や草木を記憶に残す
ときにはアクセサリーのように美しく、ときには武器のように強く。マリア・ルネヴァのSNS投稿は、日々目まぐるしく変わる。花びらや葉っぱ、キノコ、タンポポの毛など自然界にある素材と、近未来的なセルフィー、ノスタルジックなヘアメイクが掛け合わさり、次元を超えた独自の世界観を表現している。Instagram→ @supinatra
Anastasia Pilepchuk
顔を覆うマスクが彼女のキャンバス
「制作活動を始めたのは8年前。友人とDJするときにつける仮面が欲しくて」と語るアーティストのアナスタシア。ビーズやパール、ワイヤーなどを多数用いて、スペシャルピースを生み出している。「別に装着不可能だっていい、ファンタジーだから。非現実的であればあるほど面白いと思う」Instagram→ @nastia_pilepchuk
Text&Edit: Minori Okajima (MANUSKRIPT), Minori Kitamura, Nico Araki
GINZA2022年4月号掲載