繊細で美しい東欧の民芸品が揃った「チェドックザッカストア」。トラディショナルなジュエリーから、色とりどりなマグカップまで、さまざまな年代の雑貨がずらり。さて、何を選ぼう?
🎨CULTURE
ヴィンテージな宝物を探しに、チェコ雑貨店「チェドックザッカストア」へ
浅草の大通りから路地裏に入ったところに、ひっそりと店を構える「チェドックザッカストア」。ひとたび扉を開ければ壁一面に並んだ食器や絵本、ぬいぐるみが目に入ってくる。まるでおとぎの国に迷い込んだ気分。チェコやドイツに赴いて買い付けた品々のなかには、100年以上も前につくられた“お宝”も。オーナーの谷岡さんにおすすめのヴィンテージアイテムを紹介してもらった。
チェドックザッカストアの店内。
うっとり見惚れるヴィンテージジュエリー
ガラスの加工や、彫刻の技術に定評があるチェコのビーズアクセサリー。その歴史は古く、1910~30年代に作られたアールデコ時代の希少なネックレスやブレスレットなども取り扱っている。
マグカップは柄使いに秘密あり
次に手に取ったのはチェコスロヴァキア時代のマグカップ。当時の共産主義社会の影響が色濃く、同じフォルムが多かったという。一方で、花柄などの幾何学模様が全体にプリントされたものもあって、アノニマスデザインながら、作り手の創造性を感じさせる。
現代に受け継がれる、色とりどりのガラス雑貨
今も変わらず職人の手仕事により生み出されているチェコ雑貨。ガラス製品の多くは、昔から変わらない製法で作り続けられている。「チェドックザッカストア」では、香水瓶やガラスボタンを幅広くラインナップ。
Photo: Miyu Yasuda Text: Minori Okajima