新しいことを始めるのにぴったりなこの時期。すでに新年度に向けて準備が始まっているあの人は一体何に夢中なの?春を目の前に参考にしたいみんなのワクワク新習慣を集めました。
発酵はカルチャーだ!? 大雑把でもできる、 簡単マイキムチ作り
簡単キムチ作り
僕の本業は映像ディレクターですが、何をするにもやっぱり体が資本。健康が一番。とにかく栄養をとって免疫力つけないと! と年々順調にお母さん化しています。三十路を越え、食事にも気を配りたいお年頃。そんな僕が韓国出張で出会ったのがキムチです。どのお店にも必ずキムチがついてくるのと、そのどれもが味が違う事に驚きました。キムチと一言に言っても、たくさんのパターンがあり、ルールも簡単で間口が広い立派なお料理。それなら自分のキムチもあ ってもいいかな、という思いでキムチづくりに興味を持ちました。
え、キムチなんていつでも実家の冷蔵庫に入っている定番の食材ですって?ノンノン、ただ辛くて酸っぱい、賞味期限も長い、日常の食卓に合う都合のいい惣菜ではないんです。キムチは、栄養価がとても高い。唐辛子に含まれるカプサイシンは、抵抗力、代謝も上がり、植物性の乳酸菌は生きたまま腸に届き話題の腸活に大活躍と、言い出せばキリがない万能食品。いい事しかないキムチ。
キムチの魅力を語りすぎて完全に某健康番組のイントロのようになってしまいました。
栄養という観点以外で、文化的な視点でもキムチに惹かれてます。ポートランドのカウンター・カルチャーな出版社「マイクロコズム・パブリッシング」からリリースされた歴史的ZINE サンダー・E・キャッツの『サンダー・E・キャッツの発行教室』を読みました。古くから親しまれて来た「発酵」という技法は、全ての文化の原点といった事が書かれています。発酵食作りの実践は、微生物たちと行うひとつの共同作業(!)。消毒や滅菌など “悪い菌を殺すことを優先” するよりも、良い菌を生かすことが発酵というわけです。多様性や共存という意味もあるそう。「発酵と社会の変革」を提案していたことに感銘をうけ、発酵から文化を考えてみたいという興味がムクムクと。そう、キムチはカルチャーなんです。
今回は僕の実践で得た「大雑把でもできる! キムチの簡単な作り方」をご紹介します! ガッテン!!
A. 白菜 2.5kg 、塩 150g
B. 大根 250g
、にら 30g
、人参 200g (野菜はお好みで )
C. ニンニク 20g 、生姜 60g、りんご 200g(分量はお好み)
D.甘味料 50g
・昆布 10g
・唐辛子 100g(150g)
E. 白玉粉 20g ・水 200g
1.
白菜を切る。 半分ぐらいまで切って、葉の部分は手で裂いていくようにすると馴染みが良くなる。
2.
白菜の水抜き葉に塩を塗って重しをして放置。しんなりしてきたら冷水でしっかり洗い、水気を切る
3.
その間に白菜に塗る<ヤンニョム>を作ります。
・(B)の野菜を切る。 野菜はお好みの量や好きなものを足してOK。
・昆布を大根など口当たりのいい大きさに切る。
・(C)の材料をおろし器やミキサーなどでおろす。
・(E)の白玉粉と水を入れて混ぜる。ダマがなくなるまでよく混ぜる。
4.
(B)~(E)の全てを入れよく混ぜる。 30分以上置いておくと野菜がしんなりして全体が馴染んでくる。これでヤンニョムの完成。
5.
水気を切った白菜にヤンニョムを塗っていく。 白菜一枚一枚に、特に茎の白い部分はしっかりと塗っていく。
6.
あとは常温で保存&発酵! 3日くらいで浅漬け、7日以降から、酸味が徐々にまして、2〜3週間した ら立派なキムチの完成!日々つまみ食いしながら、キムチとセッションしてみてください。
発酵の面白いところは、生き物や植物と同じで、菌を「育てる」というところ。 家に帰る楽しみが増えたり、明日を迎える事が楽しくなります。 食べ物を通じて、心も体も元気に生活できたら、毎日きっと楽しいですよ!
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玉田伸太郎
Videographer Webを中心に、MV、CM、ドキュメンタリー、VJなどを中心に活動。 2018年、折坂悠太、Soakubeats、徳利、テンテンコ、冬にわかれて、等のMV制作。 森道市場アフタームービー、SUTUDIO VOICE海外ドキュメンタリー制作。 あっこゴリラ、ライブ映像演出(VJ) 山ト波と共に音楽イベント「玉フェス」開催など多岐に渡る。 shintarotamada.main.jp