女が家を建てるとき〜森本容子的生き方 vol.2

女が家を建てるとき〜森本容子的生き方 vol.2

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バリと東京に家を建設&リフォーム中の森本容子さん。第一回めの記事がアップされるやいなや、「あれってバリではなくパリの間違いじゃないの?」という指摘が編集部に多数…いえ、PARISではなくBALIで合っているのです。今回はなぜバリを選んだのか、根掘り葉掘り教えてもらいました。

──バリへはトータル何回くらい行ってるんですか?

初めて訪れたのは確か98年。「EGOIST」の社員旅行で連れて行ってもらいました。若い時に3回。今のパートナーと一緒になってからは…何回だろう?もう数え切れないくらい!一年の半分はバリにいて、昨年はバリにいた時期のほうが長かったです。パートナーが20年近くバリにスタジオを持っていて、そこで物作りをしている人なんです。

──なるほど。もともとバリにパートナーの家があって、今は別に新居を建てているということですね。

そう。パートナーはバリで家を建てるのが今回で3軒目。私が彼と知り合った頃にはもう土地を探し始めていたんですよね。今の家の契約が残り3年になったので、新しい家を建てちゃおうかということになったんです。

──バリを気に入ったポイントは?

自然が身近だし、ずば抜けておしゃれ。他の東南アジアやアメリカ、ヨーロッパの南国にも行ったことがありますが、断トツでバリ。カフェ、レストラン…もちろん味も◎だし、バリの人達も好きですね。Parts of Four〉や〈HOUSE OF MALAKAIのクリエイターチームなど、世界で活躍するクリエイター達も意外と多くて。みんな近くにスタジオや家を持っていて、たまに食事したり、島へ行ったり、パーティーしたりもしてます。

──バリ島のイメージって「自然があってのんびりできる」程度で止まってました、私。五年前、ウブドにしか行ったことがなくて。

のんびりできるだけじゃなくて、クリエイティブな環境にも身を置くこともできます。家を建てようと思った最終的な決め手は、そこかもしれないで。日本の旅行会社が提案しているバリ島のイメージと、私の知ってるバリ島は全然違う。 東京との時差が1時間しかないのも、助かります。

──今の住まいはどのへんなんですか?

オベロイといって、Wホテルの近所というとわかりやすいなか? ちょっと前のオシャレ発信エリアなんですけどね。今は観光地化が進みすぎて…。

──オベロイ。調べました。日本人にはスミニャックといったほうがわかりやすいのかな?そのエリアにあるのがオベロイなんですね。デンパサール空港から20分くらい、とwikiにはあります。

数年前に日本にもできたDEUSがあるところですね。海も近くて、有名なサーフポイントはオールドマン。名前のとおり、年配サーファーが多く入っていたためその名がついたそうです。そんなわけでロングボード、初心者が入りやすいと聞いたけど、やっぱりそこは海外。「え?波大きいじゃんっ!」とびっくりしました

──お気をつけあそばせです。建設中の新居はどのあたりなんでしょうか。

エリアはチャングーで、オベロイから少し北上します。サーフカルチャー発信エリアです。おしゃれなサーファーがたくさんいます。自宅を建てているのはチャングーの内陸で、棚田の一番高いところ。昔のバリらしさが残っていてライステラスに夕日が沈んで…

──わあ、素敵!

抜けた景色がこんなに街の近くにあるのって、バリの中でもなかなか珍しいみたいです。

──工事のスタートはいつ?

土地は2年前に購入していて、家を建て始めたのは1年前です。ぽんこつの家が建っていたのを取り壊し、土を足し、高さを出すところから始めたので、けっこう時間がかかりました。実は、途中で大工も変えて…もう、事件だらけです。

──東京で家を建てるのも大変なのに、海外で建てるとなるとさらにハードルが高い。やっぱり日本みたいに不動産屋をまわるところから始めるんですか?

不動産屋もあるけど、基本的に、自分の好きなエリアをまわって、売り出し中の土地や,建物を探します。そのあと地主さんと話し合って、公証人に入ってもらい,地主さんにちゃんとした証書を揃えてもらいます。売る時は、不動産屋さんに頼むことが良いです。日本人は礼儀正しくて約束も守るので、いちど日本人と契約したことのある大家さんは、日本人に貸したがりますね。

──なるほど。

ちなみにですけど、車も,バイクも、この方法で買うことが多いです。家の軒先で売ってる笑

──リアルなガレージセールだ。土地と建物の支払いはどのように? 当然キャッシュ。ですよね?

まず土地代と建物代は一緒に請求されます。なんにもない土地に新しく家を建てるとなると、建築許可が必要になるのでけっこう大変。だから、たいていの人は最初から建物が建っている土地を探すことが多いです。うちのパートナーの場合はこれまで、オンボロの建物付きの土地を借りて、建物を壊し、プール付きの家を建ててきました。支払いは基本は現金。銀行で仮でも利子年利10%ですから。最初の一年で、30年分の契約分を現金で払いきるんです。

──ちなみにいくら払ったんですか。

…?

──ん?え?

…聞かないとわかりません。旦那様ありがとうですね笑

──いい旦那様じゃないですか。次回からは事件だらけの家作りについて、根掘り葉掘りしていきます。結婚にまつわる話もいずれ。お楽しみに。

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海岸を散歩する森本さん。

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バリでの家作りが始まった頃。ここはプールになる予定。

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おうちの前でパチリ。

森本容子 Yoco Morimoto

1977年埼玉県出身。株式会社ヨーコ モリモト デザイン オフィス  クリエイティブディレクター、代表取締役。「EGOIST」のカリスマ店員として注目を集めたあと、2000年に初めてブランドの立ち上げを経験。2006年に「KariAng」を始動させる。バリにはプール付きの自宅を建設中、いっぽう東京ではテラスハウスを改装中!Instagram  ブログ 

Text: GINZA

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