女が家を建てるとき〜森本容子的生き方 vol.3

女が家を建てるとき〜森本容子的生き方 vol.3

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バリと東京に家を建設&リフォーム中の森本容子さん。少しのご無沙汰を経て東京の新居に遊びに行ったら、なんと、ふっくらしたお腹で出迎えてくれた!まずはバリの自宅のお話から。


──バリのお宅(前回の記事はこちら)の建設は順調ですか?

引越が完了したのが4月末。でのその時点ではベッドとキッチンだけがあって、それから椅子やソファを買い揃えて、緑を植えて…と暮らす準備を整えていきました。でも、なんとお湯が出ないというアクシデント…!東京の建築家とは常識が違うなあと痛感しましたね。

 

──建築家はどうやって探したんですか?

ひょんな出会いから、面白い人を紹介してもらいました。スミニャックに「Da hana」という和食レストランがあって、その経営者の息子さんが、東京の有名な某居酒屋で修業をしてきたんです。「Da hana」に食事に行ったときに、そんなこんなで色々お話をしているうちに、息子さんの友達グループに「面白い建築家がいるよ、紹介するよ」と。あれよあれよと言う間に紹介してくれたんです。まだみんな30歳前後で、それぞれが得意なことを担当して、バリで話題の店をいくつも手がけているんです。バリで素敵だなあと思う店があると、だいたいそのグループが何かしら関係していることが多いですね。

──出会いってひょんなことから広がりますね。今日取材をしているここ(下馬の家)にはいつ引っ越して来たんですか?

2月の後半に引っ越してきました。地下がワークスペース。寝室はフローリングで、キッチンはコンクリート。4階がロフト。母が遊びに来たときに「子育てしにくい家だねー」って笑ってたんですけどね。

──2017年の10月に物件を探しはじめて、10月末にはもう購入していたんですもんね。

年末にバリのアグン山が噴火して、今年の1月には愛犬が天国に逝って、そろそろいったん東京に戻ろうと思っていたときに、妊娠が分かり、つわりもひどくなって…。

──なんて慌ただしい半年間。

本当に。今まで仕事もセーブしてわりと静かに暮らしてたんです。それなのに、この半年は本当に賑やかで、今はとてもハッピーな時期に突入しました。GINZAの連載が始まったのも半年前だから、GINZAさんは本当にいいタイミングで声をかけてくださいました(笑)

──お会いするたびに話題が多くて、ね(笑)。インスタグラムでの妊娠の報告、見ました。真摯に書かれていて、それに対してのみなさんのメッセージも温かくて、私まで読んでいて嬉しくなりました。

【報告する事にしました】皆さまメッセージありがとうございました😊 この度の私の妊娠についてですが、俗にいう安定期ではありますが色々な事情があり、改めて発表するという事が私にとってなかなかの勇気のいる事で、躊躇はしておりましたが、隠すつもりもなく、日々身体は変化をし、見た目でもわかるようになってきましたので、ハッシュタグだけで妊婦さんコーデの参考になったらとか、高齢出産について意地悪されていた弁護士さんのニュースもあり、自分を含め全ての方へ(高齢だろうがなかろうが関係なく)応援の気持ちをこめて載せていました。 しかし、最近質問と応援のコメントをたくさんいただいておりましたので、ご報告させて頂くことにしました。 昨年、CLASSYのロングインタビューのページにて「流産」をした事に触れていましたが、SNSの読者様にはそこには触れずに暖かいコメントをいただいていたことがあり、その後を気にしてくださっていた方がいた事は、最近のコメントで感じておりましたのでその事も少し書いておきます。 実はこの4年間毎年妊娠をしておりました。CLASSYの「流産」の話も回数は書いておりませんでしたが3回目の流産手術後の取材でした。 私の場合は妊娠しても育たず、そのときに「不育」という言葉があることを知りました。その後、「産科」だけではなく「母性内科」という診療科のある病院にて指導を受けて今に至ります。 私の場合の「不育」は、妊娠ができて、赤ちゃんの心拍を確認することができても、数ヶ月で赤ちゃんが育つのをやめてしまうため、「妊娠超初期の不安定な時期と流産の手術と回復までの休養」がセットで、カラダを休める時期が長くかかるだけではなく、「不育」の大きな原因が見つからなかったため、この先何度繰り返すのかがわからない状態でおりました。 そのため突然仕事に数週間の穴を開けてしまう事になり、お客様やお取引先様へもご迷惑をおかけする事に強くストレスを感じておりました。綺麗ごとだけではなく、従業員を養うプレッシャーもありましたので、挑戦できる年齢の間は挑戦してみたいと考え仕事の内容を整理してきました。 お店を縮小し、オンラインショップへ切り替えさせていただいたのもこのためでした。ご愛顧いただいておりますお客様には大変ご不便をお掛けしております。 そういった経緯があり、妊娠の報告をすると流産の報告も付いて回り、こういった事は当の本人より知らされた方が瞬間的な心労があったりもすることを知り、無事に産まれてくれるまでは、改めて妊娠について書くことを控えようと考えておりました。 そして、「妊娠」についての考え方や想い、ご意見など色々とあると思いますがこの記事は共感を求めているものではなく、ご報告しにくかった理由を書かせて頂いたものです。いつも通りあたたかく見守っていただけたら嬉しいです♪ 又、「不育症」「母性内科」についてはまだあまり知られていませんがネットで色々な情報があるようですので、ご興味のあるかたは調べてみてくださいね (※この写真は友人にマタニティパンツのウエスト部分をチェックされているところなので引っ張られてます😅。腹巻パンツとトップスはH&Mです。レザーサッシュベルトは数年前のKariAngでした💛) http://ymdo.tokyo @kariangofficial @ymdoshop @bankertokyo @yocomorimoto #bankertokyo #ymdoshop #kariang #banker #tokyo #denim #japanmade #カリアング#バンカートーキョー #バンカー東京#レディスウェア#今日のコーデ#カットソー#コーディネート#森本容子#キッズウエア #マタニティウエア #マタニティ#マタニティコーデ #がんばれ高齢出産 #fashion #yocomorimoto

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──この連載のタイトルも『女が家を建てることはいったん保留にして、子供を産むとき』に改めたほうがいいかもしれません。それにしても、本当におめでとうございます!

ありがとうございます。結婚してから、妊娠と流産を繰り返して、本当に辛い時期を過ごしました。仕事でも数週間穴をあけてしまったり、色んな方に迷惑かけてしまったし。でも、挑戦できる間は(妊娠を)諦めたくないと思って、仕事の量をセーブし、自分でコントロールできる範囲にシフトしてきたんです。20歳そこそこからずっと応援してきてくれたファンの方には心配かけて申し訳ないなあと思いながら。でも夢を与えてハッピーになってもらうのがファッションの役割だと思うから、流産のことも体のことも、私はシリアスにはしなくなかった。

──どうして仕事量をセーブしているのか、ファンにちゃんと説明したいけどできない。辛いジレンマですね。

インスタグラムを通してみなさんにちゃんと報告できて、すっきりしました。40歳くらいって本当に微妙な年齢ですよね。みんないろんな事情を抱えている。私の場合は、「不育」っていうものなんです。「不妊」って言葉はみなさんよく聞くと思うんだけど。

──妊娠はするけれど、お腹のなかで赤ちゃんが育たない、というような?

そうです。体質的に赤ちゃんを異物と認識して、攻撃を始めてしまうそうなんです。血液の傾向やなんかとも関係があるみたいで。今は世田谷の国立成育医療研究センターにある母性内科で、妊娠を継続できるようにドクターにしっかりみてもらっています。

──バリの家作りのほうは少しお休みですね。

そうですね。この東京の家のほうも、暮らせる状態にはひとまず整ってはいますが、入院やなんやで結局工事が中断したままで。オーダーメイドで頼んだ収納も、入院中に受け取れなくて(笑)また倉庫に戻されちゃいましたし。まさか妊娠して入院するとは思っていなかったから。

──人生なにが起きるか分からないものですね。次回、もうちょっと深い話になりそうです。お楽しみに!

森本容子 Yoco Morimoto

1977年埼玉県出身。株式会社ヨーコ モリモト デザイン オフィス  クリエイティブディレクター、代表取締役。「EGOIST」のカリスマ店員として注目を集めたあと、2000年に初めてブランドの立ち上げを経験。2006年に「KariAng」を始動させる。バリにはプール付きの自宅を建設中、いっぽう東京ではテラスハウスを改装中!
Instagram  http://instagram.com/yocomorimoto
Blog  https://ameblo.jp/ymorimoto/

Text: GINZA

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