「あのさ私、毛深いのがコンプレックスなんだよ。」友人から送られてきたメッセージに私は提案した。「写真を撮ろう。それで皆んなに見てもらおう。」それが今回、 TOKYO ART BOOK FAIR 2017 /GINZAブースで出品する『毛』をテーマにしたZINEのはじまり。
毛深いことがコンプレックスな友人から送られてきたラブコール。編アシKTがトーキョーアートブックフェアで出品するZINEのテーマは『毛』
モデルをお願いしたのは、私にテーマを与えてくれたSono(写真左)と最近知り合ったAya(右)。
Sonoは高校の同級生。在学中は挨拶程度だったけど卒業してから互いに連絡を取り合い、今では撮影モデルのお願いをしたり、休日には焼き鳥屋で会合している。Ayaとの出会いはついこの間。私がクラブで声をかけたのが始まり。迷彩のド太いワークパンツに黒のキャミソールを着たAyaは、堂々とした姿で音楽を聞いていた。とてもチャーミングなルックスに恍惚とした私はAyaに近づき、隣で踊った。何かの拍子でAyaが腕をあげ、私はソレを見つける。キャミソールの下から顔を出す剃られていないそのままの脇毛を。「この子だ。」すぐに声をかけると、Ayaは快く今回の撮影を承諾してくれた。
私自身もできれば毛は剃りたくない。気合いを入れる時を除いて1年中伸ばしっぱなしだし、腕に関しては愛着まで湧いてきて、何か不安なことがあると鼻をすり当て心を落ち着かせる癖を覚えた。
彼女たちと「どうして毛を剃るの?」と会話をしながら撮影したこのZINEでは撮りおろした写真をメインに、彼女たち、私たちが持つ『毛』に対するイメージを言葉に起こす。当日の会場では、『毛』にまつわるオリジナルグッズも販売予定。乞うご期待!
「TOKYO ART BOOK FAIR 2017」
2017年10月5日(木)~10月8日(日)
*5日(木)はプレヴュー・オープニングレセプション
【会場】
寺田倉庫(東京都)
【時間】
10月5日(木)15:00〜21:00
10月6日(金)12:00〜20:00
10月7日(土)12:00〜20:00
10月8日(日)11:00〜19:00
【入場料】
5日(木)1,000円/6月(金)~8日(日)無料
Model: Sono, Aya Hair&Make-up: Nico Photo: Kanna Takahashi