17 Jun 2019
AKIKOAOKIデザイナー・青木明子、匂いと記憶はセットと語る彼女の偏愛香水

世界で活躍するあの人、今注目のあの人、センスのいいあの人たちは、 いつも何を身につけているのだろう?オフィスやアトリエ、ショップを訪ね、 愛用品を見せてもらい、それにまつわる話を聞いた。
青木明子
〈AKIKOAOKI〉デザイナー
香水
匂いに敏感です。小学校の時に落とし物の体操服の持ち主を匂いで当てたことがあるくらい(笑)。ほかにもホテルの部屋のマットとか、雨など、匂いで印象を記憶していることが多いんです。だから香水も好きで、気分によって使い分けます。
上写真・右端はロンドン留学時に出合ったサンタ・マリア・ノヴェッラ。つける頻度も高いし、一番自分らしいかもしれません。右から2番目のジョー マローンはすごくかわいらしい香りで、明るい雰囲気になれそうな感じ。偶然入ったお店で、大学の頃憧れていた友人と同じ香りだというのがわかって購入しました。もしかしてストーカーみたいですか(笑)!?中央のディプティックは待ち合わせ場所の近くの香水売り場で見つけました。香水が目についたら、片っ端から嗅いでしまうんです(笑)。左から2番目のオフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリーは日本上陸のニュースを知って見に行きました。乳液状というのが他と違って面白い。左端は知らないブランドなのですが、ちょっと癖があっていいな、と思ってスパイラルで最近買いました。
香水は体温や体臭、時間によって香りが変わり、身体と近い関係性にあるので興味深い。いつか作ってみたいですね。
青木明子 あおき・あきこ
女子美術大学卒業後、セントラル・セント・マーチンズに留学。2015年春夏よりAKIKOAOKIをスタートする。仕事の時は一番フラットでいられる黒を着ることが多い。
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Photo: Reiko Touyama Text&Edit: Itoi Kuriyama
GINZA2019年6月号掲載