30 Jan 2023
小さなブローチの物語。モデル・NANAOさん

祖母や母の宝物だったブローチを、いつもの服にコーディネートしてみたら?世界にたったひとつのジュエリーがつなぐ、おしゃれのストーリーを取材しました。
NANAO/モデル
「母は手先が器用でイラストやビーズ細工が得意。このブローチは私が幼稚園生の時に作ったそうで、ずっと大切にしているものです。儚げな色合いやパーツ選びを見ると繊細なキャラクターがデザインに映し出されているなって実感します。素材に使うのはゴールドではなく、シルバーや真鍮。ジャケットとカーディガンも母のものですが、こんなアースカラーになじむトーンのアクセサリーが多いかもしれません。『フリンジが3本同じ長さだから真っ直ぐつけるのがかわいいよ』とアドバイスされて、ブラウスの襟の中央にタイのようにつけてみました」
NANAO ナナオ
東京都生まれ。大学では日本語教育を専攻し、卒業後はフリーランスモデルとして活動。ワードローブのほとんどはお母さんから譲り受けたものだそう。
Instagram→ @oo0o0o00oo
Photo: Kentaro Oshio Text&Edit: Sakiko Fukuhara
GINZA2022年12月号掲載