GINZA読者の参加型・連載企画「CHARMING BUSTERS CLUB(チャーミング・バスターズ・クラブ)」。メンバーに選ばれた5名と一緒に、ファッション&カルチャーの情報を発信していきます。11月のみんなの興味の向かった先は?
CHARMING BUSTERS CLUBって?
“CHARMING BUSTERS(チャーミング・バスターズ)”とは、90年代のアメリカで使われたスラングで、なぜか惹かれてしまう人気者のこと。おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めて”チャーミングバスターズ”と呼び、毎月本誌にも登場しています。
ginzamag.comではそのシスター版として「CHARMING BUSTERS CLUB(チャーミング・バスターズ・クラブ)」が発足!日々、好きなモノ・コトに邁進する5人のメンバー。それぞれが撮影した写真と共に、徒然なるダイアリーを紹介します。
2021年11月のダイアリー
可児レナ
@kanimiso_chann
癒されたくなると、六本木のレストラン「cogito」に無性に行きたくなります。何を隠そうこのレストラン、可愛いラブラドールの親子がお店番をしているんです。どの料理も絶品ですが、特にメインで出てくる鹿肉は、2匹がオーナーのお父さんと一緒に猟をして狩ったものだとか。この間訪れた時は、私がもぐもぐ料理を食べる中、息子のアルトくんが膝の上に頭を乗せてぐーぐーと熟睡してました。美味しい料理に、美味しいワイン、居心地の良い空間、可愛いわんこ達……。犬好きであればぜひ一度行ってほしいレストランです。
みなさま、「ふとん乾燥機」をご存知でしょうか……。ボタン一つで、お日様の匂いのふかひか布団が完成する魔法のメカ。この冬、我が家にも象印のふとん乾燥機がやってきました。使い方はほんとにシンプル。ベッドの端っこに機械を設置してボタンを押せば30分程度で理想のお布団へ。お風呂に入る前にセットすれば、冬場でもそのままぬくぬくの布団にダイブできます。象印のふとん乾燥機、特に優秀で、従来のものに比べてずっとお手入れしやすく、コンパクトなのが特徴です。デザインもシンプルで、インテリアに馴染みやすいのも高ポイント。お値段も一万円台とかなりリーズナブル!今年の冬は、ぬくぬくのお布団から出られなくなれそうです……。
前から一度は泊まってみたかった、箱根のクラシックホテル「富士屋ホテル」に宿泊しました。「温泉=旅館」だった明治時代初頭に日本初の本格ホテルリゾートとしてオープンした「富士屋ホテル」。明治時代にタイムスリップしたかのように思わせる内装は、西洋の調度品や、歴史を感じる屏風、欄間など、登録有形文化財も数多く、まるで美術館に宿泊しているような感覚でした。手入れの行き届いたお庭も散策自由で、私の胴体くらいの長さがある黄金の鯉にパンをやって午前中を過ごしました。併設されているフレンチレストラン「ザ•フジヤ」の料理も絶品。デザートのチーズとポートワインでほろ酔い気分になったあとの露天風呂は格別でした。浮世離れした場所で、ホテルから一歩外に出ると、浦島太郎が玉手箱を開けた時のような気持ちに……。今もあの場所に帰りたいです。
先輩のお誘いで『和田誠展』をのぞいてきました。和田誠さんは、私の大好きな小説家カート・ヴォネガット・ジュニアの日本語訳バージョンの表紙イラストを担当している事が多く、特別気になっていたイラストレーターさんでした。展示では、子供の頃のスケッチから、様々な有名人の似顔絵、ポスターなど、相当な数が展示されていました。中でも、天井から床まで廊下一面に飾られた週刊文春の表紙は、どれを見ても和田さんらしいクスッと笑える要素が隠されていて圧巻でした。私が1番好きだったのは、高校生の時に描いた時間割。なんと、先生の顔で何の授業か表現してるんです(笑)。こんな作品をクラスメイトからもらったら、面白くてしょうがないですよね。絵の中に隠された笑いのセンスに、思わず脱帽しました。12月19日まで東京オペラシティで開催しているそうです。
脇嶋のに花
@6opium
最近、どこへ行くにも雨の日以外は自転車に乗ります。吉祥寺の自宅から大学のある表参道まで、表参道から日本橋・銀座方面までと1日に平均30㎞以上ひたすら漕ぎ続けているのですが、疲労するどころか身体を動かすことで日頃のストレス解消になってます。走行中は携帯を見ないため頭の中がスッキリするし、「こんなお店、建物があったんだ!」という新しい発見続きの日々。個人的に好きなエリアはこの写真に写る国会議事堂・皇居周辺。紅葉で染まった黄色い葉が心を癒してくれます。そして、都会の整備されたビル街の中に突然自然が現れると何だかドキッとときめきます。時々、とんでもなく急な上り坂に対面すると(特に国道246号の六本木周辺は鬼の坂続き)絶望しますが、息切れしながらも上りきった後の達成感は非常に爽快で、高校時代のきつい部活練習を思い出します(笑)。
ミラノ生まれサルデーニャ育ち、陽気なマッシーモ先生によるイタリア料理教室に行ってきました。場所は中目黒駅から徒歩10分の先生の自宅、約4時間で4品を学び実食までできるレッスンです。(ウェルカムドリンク付き。口当たりのすっきりとしたイタリアのビールでした!)メニューは「いろんなきのこのブルスケッタ」「サルデーニャのスープパスタ」「ローマ風 鶏の煮込み」「洋梨の赤ワイン煮 バニラアイス添え」とレストランでしか見ないような聞き慣れない料理名でレッスン前はド緊張と不安でしたが…意外とシンプルな作り方でどの料理も30分程で完成!そして何と言っても最高に美味しく白ワインとの相性が抜群でした。写真は「ローマ風 鶏の煮込み」。その畑で採れたスパイスを使い、お父さんから受け継いだ本格的かつ家庭的な料理を学ぶことができます。後半はお酒を飲みながらゆっくりお喋りするというアットホームなお食事会のようでした。
私の家の中で一番の巨体を誇る“くま吉”を紹介します。くま吉は2年前の兄の誕生日に兄友が家に送ってきたプレゼントのぬいぐるみです。名前の由来は、Tシャツに「Kichijoji」とプリントされていることから母親がいつの間にか名付けていました。自宅が吉祥寺であることを考慮し「Kichijyoji」というロゴを業者に特注してプリントしたそうで、世界でたった2枚しかありません。(あと1枚は兄が持っています)くま吉は相当ファットなのでメンズLLサイズを着ています。今は兄が自宅で暮らしていないので寝室にいるのですが、真っ暗闇にいるとリアルサイズな人間のように見えることが稀にあります。私が外出中に母がくま吉を移動させたことを知らず、帰宅し真っ暗な部屋に入った瞬間に恐怖を感じることも多々ありました……。おかしなエピソード付きのご紹介です。
清水花
@hnsmz_
秋休みに人生初の神戸に旅行に行ってきました。まわりには神戸出身の知り合いも多くずっと行ってみたかった場所。行きの飛行機で旅の始まりを感じつつ、蟹寿司を食べて既に満足してました。私はジブリの『コクリコ坂』を見てから洋館に憧れがあり、北野異人街を散策。二階の窓から見える街並みとその奥にある海の景色に、神戸にいることを実感しました。夜は知り合いから教えてもらった丸玉食堂に。おじさん達が呑んでるローカルな雰囲気を味わえて最高でした。汁ソバは沖縄そば風の麺とシンプルなスープが合って美味しかったです!中華街で可愛いパンダを見つけて東京に連れ帰りました。
すっかり寒くなってきたので、今年も編み物を始めました。去年は学校の課題で編んでいましたが、今年は自分用に、好きな色、素材、編み方、サイズのマフラーを制作中。自分で編むと好きにカスタムできるから楽しいです。毛糸はオカダヤや東急ハンズで安くなってるのを買うことが多いです。今回は前に東急ハンズでセールしてたピンクの毛糸をあるだけ買って、とっておいたものを使っています。ネットでパンダのワッペンも買って付けようと考え中。単純作業がストレス発散にもなってるみたい。次は最近買ったコートに合う白い帽子を編みたいなあ。
料理を作りながらラジオを聴くのがブーム。最近のオススメは『叶姉妹のファビュラスワールド』。叶姉妹のお二人が視聴者の悩み相談に答えていく番組で、面白くてニヤニヤしながら料理してます。あの叶姉妹が私たちレベルの普通のお悩みに真面目に回答しているのがシュールで、ツボです。基本的にお二人の回答は異次元すぎて参考にはならないけど、生きた方や考え方などを聴いているとなぜか頑張ろうと思えるところが凄い。見習うべきところなのかも。他にも、たまに聴いているのは佐久間宣行のANN、三四郎ANN。どれも聴きながら作業するのにちょうど良くて面白い!
中山ヴェロニカ双葉
@voronico
ぐっと肌寒くなって、お部屋でじっくりアートに触れたい気分です。最近チェックするのが楽しみなのは「tiny space ideas」というInstagramのアカウント。小さな携帯ケースの裏にそれぞれの個性やこだわりが詰まっていて面白い!持ち主がどんな人なのか、想像するのも楽しいです。デコ電世代の私は見てるとついついテンションが上がってしまいます。my iPhoneも掲載してもらっています(めちゃめちゃ嬉しい)ケータイ裏にアートの可能性を感じます!
私的アートなひと。最近いちばん気になるアーティストは、DJのsuiminちゃん。ジャンルの枠に収まらない選曲にグイグイ惹き込まれるDJプレイは昇天もの!音にどっぷり入り込んで、気が付いたら踊ってしまいます。音楽には色んな表現がありますが、suiminちゃんのDJはまさに芸術!天才肌な彼女の音のアートに心を持っていかれっぱなしです。Photo by Kousuke Aoki
『Eddie williams”Bike Messengers Life New York Ctiy”』という写真集は、私にとってのアート本です。80年代後半から90年代のニューヨークで生きるメッセンジャーの姿が収められています。彼らのお仕事は書類や荷物を自転車に乗って運ぶこと。現役メッセンジャーの友人宅で知ったこの本。普段の彼らから感じる、ルールに縛られずスタイルを貫いて生きる、そんな自由なスピリットを当時の写真の中からも感じ取れます。好きを追いかけて自分を作っていくこと、すなわち人生そのものがアートなのかもしれません。
乙部真麻
@_marthastyle_
京都・奈良へ5泊6日の旅に行ってきました。実は小さい頃から日本史が大好きな私。歴史が詰まったこの街は私にはたまらない場所です。京都でいちばんのお気に入りは「三十三間堂」。1001体の千手観音が並ぶ姿は何度見ても圧巻です。1体、1体、顔が違うそうで、自分に似ている千手観音がいるかも…なんて話を聞いて1時間くらい探したけど今回は発見できませんでした…。京都の夜は先斗町の納涼床があるバーで乾杯。鴨川を見ながら飲むお酒はいつもより美味しい気がしてついつい飲み過ぎてしまったり…。一年ぶりの京都は変わらずとってもいい街でした!
奈良では日本酒の老舗ブランド〈春鹿〉の利き酒がワンコインでできると言う「今西清兵衛商店」へ。普段日本酒を飲まない私でもスルッと飲めてしまうほどの飲みやすさ!そしてなんと言っても奈良といえば鹿!観光客が少なかったので、人間との接し方を忘れてしまったそうで、少し荒々しくて噛まれたり蹴られたり…でも、鹿せんべいをもってると追いかけてくる姿は可愛らしくて癒されました〜。また来年も行きたいな、と思う旅でした。
京都・奈良の旅から1週間後。奄美大島に行ってきました。羽田空港から飛行機で約1時間半。青い海と自然に囲まれた島です。亜熱帯特有の植物からなる森を抜けるとそこは青い海!まるで無人島に来てしまったような気分。海を見ながらのランチも絶品でした!3泊4日ののんびりした旅だったので、奄美大島からフェリーで20分ほどの加計呂麻島にも行きました。加計呂麻は『男はつらいよ』のロケ地としても有名な島だそう。のんびりとした島の時間が流れた奄美大島。美味しいご飯と美味しいお酒で幸せいっぱいでした。またチャンスがあったら行ってみたい場所です!
中学生からお世話になっている「nanuk」の麻子さん(@asako.nanuk)に髪の毛を整えてもらいました!今年の1月にバッサリショートヘアにしてからだいぶ伸びてすっかりショートボブに!麻子さんが作ってくれるヘアはずっとずっと最強で、いつも私の好みど真ん中!伸びてた前髪も綺麗に整えてもらって大満足です。この日着ていた服はフランスの軍物。3年くらい前におさがりでもらってからずっとお気に入り。養蜂家?なんて聞かれるけど(笑)お気に入りだからいいんです!冬はこれだけだと寒くてなかなか着るチャンスがないので今の時期に着まくっています。
Text&Edit: Sakiko Fukuhara Edit: Karin Ohira