祖母、母から譲り受けた洋服を身にまとい、今月も〝チャーミングバスターズ〟が登場。今の時代では出合えない、オンリーワンの魅力が詰まった宝の品々……。服に込められた物語と愛情、受け継がれるセンスの源について話を聞きました。
👗FASHION
モデル/リー・モモカさん 受け継がれる母と祖母の一着vol.3
リー・モモカ
モデル
子育て中はサロペットが定番だった母。学生時代(写真右)は、当時流行したプレッピーなスタイルがお似合い。
リー・モモカさんは、身体にフィットするコンパクトなトップに洗いざらしのデニムパンツをコーディネート。ベルトやアクセサリーも母から譲り受けたものだとか。「母は小柄なので、背が高い私は父の服を着ることが多かったかもしれません。少女っぽい服か、少年っぽい服が好きで、母からもらう服は少女枠。今日着たトップの他にも、母のワンピースをたまに着ていました」。そんなリーさんが家族から受け継いだセンスは、ずばり〝舌〟だそう。「私の舌は、台湾料理屋を営む父の味覚にかなり近い気がします。小さい頃から台湾料理が好きで、肉じゃがとかは逆に苦手……。今はほぼ毎日自炊で、得意料理は魯肉飯なんです!」
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リー・モモカ
1990年生まれ。モデル。長崎に住む台湾人の父と日本人の母のもとに生まれた三姉妹の長女。父が作る台湾料理が大好物だとか。端正な顔立ちと長身を生かし、幅広いジャンルの雑誌、広告などで活躍する。
チャーミングバスターズとは?
90年代のアメリカで使われたスラング。女の子がなぜか惹かれてしまう人気者の男の子のこと。ジェンダーレスな今、おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めてチャーミングバスターズと呼んでいます。
Photo: Yuri Manabe Text&Edit: Sakiko Fukuhara