GINZAがラブコールを送る〝チャーミングバスターズ〟が語る黒の魅力。着こなし方から、アイテムの選び方、色がもたらす作用まで、ブラックとおしゃれの関係について話を聞きました。
GINZAレディが大好きなブラック! モードを加速する着こなしのこだわりを公開
伊勢佳世 (女優)
ワンピース ¥39,000(ズッカ | エイ・ネット)
ーあなたにとっての黒とは?
〝何色にも染まれる白のような存在〟
「気分が乗らない日は新しい服をおろしたり、服でその日の気分を変えることが多いんです。あと、プライベートでは、演じている役柄のキャラクターと真逆の装いがしたくなる。活発な役の時は女性らしいロングワンピースを着たりと、服でオン/オフの切り替えをしています。ワードローブのメインは黒と赤の服。挑戦的な色が好きなのかもしれません。黒はおしゃれに見せてくれるから、今日は頑張るぞっていう日に手にとります。そして、やっぱり万能カラー。苦手だった黄色も、黒の差し色にすればいける!って最近気がついたり、合わせる色、髪型、メイク次第で、いくらでも表情を変えられる。どんな印象にもなれるのが魅力だなって思います」
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伊勢佳世 (女優)<br />
神奈川県生まれ。舞台を中心に活動する傍ら、ドラマ、映画にも出演。現在、NODA・MAP第23回公演『「Q」: A Night At The Kabuki』に出演中。
Shen (モデル)
ーあなたにとっての黒とは?
〝どんな時でも自信をくれる服〟
「クローゼットの半分は黒い服。中間色はほとんどなく、はっきりした色が好きですね。3年前は、〈リック・オウエンス〉や〈アン ドゥムルメステール〉〈キャロル クリスチャン ポエル〉にハマって、その時期は毎日オールブラックのコーディネートを楽しんでいました。個性が強い服なので、他系統の色やデザインと合わせづらかったりもして……。今日着た〈アンダーカバー〉のライダースジャケットは展示会で一目惚れ。女性らしいプリーツスカートに、〈ベン タヴァニティTM アンラベル プロジェクト〉のニーハイブーツを合わせてハードさを加えました。気合を入れたい時は全身黒のコーディネートが定番。今日の私、格好良い!って思わせてくれる色なんです」
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Shen (モデル)<br />
中国・上海出身。陸上競技に打ち込んだ幼少期〜大学時代を経て、今年から本格的なモデル活動をスタート。中国のファッションシーンにも造詣が深く、おすすめは、友人のブランド〈MÄRCHEN〉だとか。
菊乃
(PURPLE THINGSデザイナー)
ーあなたにとっての黒とは?
〝いちばん自然体でいられる。それが黒〟
「黒メインのコーディネートの時は、スラックスや革靴でカジュアルになり過ぎないように心がけています。スニーカーを合わせると、ストリートにより過ぎてしまうので、テイストをミックスすることが重要。昔から、私の中でストレスを感じず着られるのがこの色なんです。ランニングする時もブラックのTシャツにレギンスが基本。同じ黒でも大人になるにつれて、今まで選ばなかったアイテムを選んだりもするし、逆に以前着ていた服を選ばなくなるのが面白い。ジャケットやシャツは、最近になって着るようになりましたね。あと、夜遊びに出かける時もほとんど黒。汚れても安心だし、今日着たジャケットは、ポケットがたくさんあるので便利なんです」
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菊乃 (PURPLE THINGSデザイナー)<br />
1990年、東京都生まれ。2015年春に〈パープルシングス〉を立ち上げ、2018年よりメンズブランドとして展開。〈ギャクソウ〉のキャンペーンモデルを務めるなど、ランニング活動も行う。
チャーミングバスターズとは?
90年代のアメリカで使われたスラング。女の子がなぜか惹かれてしまう人気者の男の子のこと。ジェンダーレスな今、おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めてチャーミングバスターズと呼んでいます。
Photo: Ittetsu Matsuoka Text&Edit: Sakiko Fukuhara