確かなスタイルを持つ〝チャーミングバスターズ〟のクローゼットの中身を公開。自分らしさを熟知すれば、世界に一つのワードローブが出来上がる。誰にも真似できないおしゃれの秘密を探ります。
チャーミングバスターズとは?
90年代のアメリカで使われたスラング。女の子がなぜか惹かれてしまう人気者の男の子のこと。ジェンダーレスな今、おしゃれでその存在が魅力的なGINZAガールズを敬意と親しみを込めてチャーミングバスターズと呼んでいます。
メイリン、畠山千明、瀧見サキ、山野邊彩美。GINZAガールズたちの偏愛私物を一挙公開!
メイリン/アーティスト
“1枚着にスカーフで味付けを”
「基本的にクラシックな雰囲気が好き。以前はポロシャツを集めていて、今はスカーフがブーム。お爺さんからお婆さんスタイルに移行していますね(笑)。スカーフは、フランス映画の主人公に憧れて集め始めました。ワンピースやオールインワンなど、1枚で着られる服が多いので、首や頭に巻いてメリハリをつけるように心がけています。中でも一番好きなのは18番。細長いスカーフを縦に折ると、見せたい色が限定できるので便利なんです」
01 ヴィンテージスカーフ/02 古着のワンピース(FILMで購入)/03 ヴィンテージスカーフ/04 古着のワンピース(FILM)/05 ヴィンテージスカーフ/06 古着のセットアップ(FILM)/07 古着のワンピース(TRAMPOT)/08 ヴィンテージスカーフ/09 ヴィンテージスカーフ/10 古着のジャンプスーツ(FILM)/11 ヴィンテージスカーフ/12 AGNÈS B.のオーバーオール/13 ヴィンテージスカーフ/14 AGNÈS B.のワンピース/15 ヴィンテージスカーフ/16 いただきもののスカーフ/17 古着のレインコート(FILM)/18 ヴィンテージスカーフ/19 ZUCCAのワンピース/20 ヴィンテージスカーフ
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メイリン
ソロプロジェクト、ZOMBIE-CHANG(ゾンビーチャング)でヴォーカル、トラック、パフォーマンスを担当。最新EP『されど幸せ』が配信中。夏には多数のフェスへの出演を控える。
畠山千明/モデル
“デザイナーズに古着をMIX”
「“全身古着”が信条でしたが、最近はデザイナーズブランドのアイテムで色や柄を差すのが気分。〈ハイク〉や〈ジャックムス〉など、女性らしくシックな服にも惹かれるようになりました。好きなものが固まってきたので、古着には希少価値の高さをより求めるように。コンパクトなTシャツやデニム、ラグランシャツなど、古着でしか手に入らないものにたまらない愛おしさを感じます。クローゼットをフレッシュに保つために、2カ月に一度の断捨離も欠かせません」
01 ヴィンテージのウエスタンブーツ/02 古着のタンクトップ/03 SAINT LAURENTのイヤリング/04 RAF SIMONSのトップ/05 HYKEの革パンツ/06 PRADAの水着/07 古着のライダース/08 D&Gのサンダル/09 VALENTINOのバッグ/10 BURBERRYのTシャツ/11 CHLOÉのブーツ/12 古着のベレー帽(HOOKED VINTAGEで購入)/13 CALVIN KLEINのトップ/14 CHLOÉのシャツ/15 古着のTシャツ/16 古着の水着/17 MAISON MARGIELAのパンツ/18 JACQUEMUSのトップ/19 古着のデニムパンツ/20 古着のラインパンツ/21 古着のTシャツ/22 CELINEのサンダル/23 BURBERRYのバッグ
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畠山 千明
1991年生まれ。フリーモデルを経て、2017年より本格的にモデル活動を開始。古着をミックスした独自のスタイルが各方面で人気。プライベートでは4歳になる一児の母。
瀧見サキ/SAKIASデザイナー
“私らしさを映す白と黒”
「接客することも多いので、自分をシンプルに引き立たせてくれる白と黒の服が中心です。働く女性を美しく見せてくれるフィービー・ファイロ時代の〈セリーヌ〉はずっと愛用しています。〈C.E〉や〈アリーズ〉のTシャツはグラフィックが好み。セールでは買わず、必ず店頭で試着して本当に似合うもの、永く着られるものだけを厳選します。革小物は、傷や乾燥を防ぐために布バッグに入れて保管。シャツ類も衣装カバーが必須です。10年以上使えるように、丁寧なケアを心がけています」
01 ALAÏAのアンサンブルニット/02 ARIESのTシャツ/03 SAKIASのローファー/04 TOGAのライダース/05 ACNE STUDIOSのシャツ/06 C.EのTシャツ/07 CELINEのトップ/08 MAISON MARGIELAのシャツ/09 INCOTEXのパンツ/10 CRUE-L×SAKIASのバッグ/11 FABRICKのドキュメントケース/12 BRANDNEWOLDのデニムパンツ/13 WAVEのTシャツ/14 ACNE STUDIOSのパンツ/15 SAKIASのパンプス/16 HERMÈSのチョーカー/17 SAINT LAURENTのバッグ/18 MARGAUX LONNBERGのオールインワン/19 MISTERGENTLEMAN×OUTDOOR PRODUCTSのウエストポーチ/20 SAKIASのサンダル/21 SAKIASのブーツ
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瀧見 サキ
靴作りを学んだ後、2012年秋冬より〈サキアス〉をスタート。独学で学んだ解剖学、シューフィッターの視点から、“芝生の上を歩くような心地良さ”を叶えてくれる靴を展開する。
山野邊彩美/TOMORROWLANDバイヤー
“ヴィヴィッドカラーと柄に夢中”
「服選びの基準はずばり直感!柄と柄、色と色を自由に組み合わせて、自分なりの着こなしを楽しんでいます。去年買ったものでも、組み合わせ方次第で新鮮に見えるのが面白い。買い付け時にお会いするデザイナーさん方から刺激を受けて、最近はより強い服を選ぶようになりました。着こなしのバランスやバリエーションも増えたように思います。海外でも『それどこの?』って話しかけられたり、インパクトがある服はコミュニケーションツールとしても役立つんです!」
01 MAISON MARGIELAのジャケット/02 MACPHEEのパンツ/03 MAISON MARGIELAのドレス/04 GANNIのワンピース/05 DRIES VAN NOTENのパンツ/06 VÉRONIQUE LEROYのカーディガン/07 NO.6のワンピース/08 MAISON MARGIELAのブーツ/09 GANNIのワンピース/10 CABANのパーカ/11 MAISON MARGIELAのブーツ/12 MACPHEEのジャケット/13 DRIES VAN NOTENのロングブーツ/14 DRIES VAN NOTENのパンツ/15 SOPHIE.Dのワンピース/16 MACPHEEのワンピース/17 DRIES VAN NOTENのコート
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山野邊 彩美
販売を経て、昨年よりTOMORROWLANDのバイヤーに就任。現在は、TOMORROWLANDの洋服、雑貨の買い付けをメインに手がけ、時々、販売スタッフとしても店舗に立つ。
Photo: Ryo Hanabusa Text&Edit: Sakiko Fukuhara