ワインの〝飲み頃〞を楽しむように、5年、10年寝かせて「MYヴィンテージ」と化したアイテム。永く洋服を楽しむ極意、さらに再びワードローブの主役として返り咲いた〝今が着頃〞な 理由を文筆家のミューズに聞いた。
👗FASHION
〈BURBERRY〉のマント 文筆家/長谷部千彩さんのMYヴィンテージ
長谷部千彩さん
文筆家
大好きなものは結局 いつまでも着られます
バーバリーはずっと好きなブランド。15年ほど前にパリでふらりとお店に立ち寄ってひとめ惚れしたのが、このマントです。とにかく素敵なブルーですよね。当時は、白いタイツと白い靴を合わせて60年代風スタイルを作っていました。ただ、お洋服はどんどん増えていくので、いつの間にかクローゼットの奥に…。「復活」のきっかけは、ベージュのロングブーツを購入したことです。このブルーを合わせたいなと思って。昔から、無地で色がきれいなものに惹かれます。変わらず好きなものを買い集めていると、自分が持っているもの同士、大体うまく合うようになるんです。
Photo: Shinichiro Shiraishi Text&Edit: Keiichiro Miyata