04 Jul 2021
2000ピースはあるという自慢の〈マルジェラ〉コレクションetc.|セルフィースナップ!海外のクローゼットから vol.1

NY、パリ、ロンドン、ミラノ、ソウルなど、 世界の都市でおしゃれと噂の面々にラブコール!自宅のワードローブと私服コーデをセルフィー公開。個性的な装いの生まれる場所を覗き見してしまおう。
PARIS,FR
Adrian Appiolaza
アードリアン・アピオラッザ
〈ロエベ〉のデザインチームで働くアードリアンは、美術館に貸し出すほど貴重なアーカイヴの持ち主。
並べたのは、2000ピースはあるという自慢の〈マルジェラ〉コレクション。通常は、すべてを見渡せるガラス扉のクローゼットに、ブランド別、スタイル別にコーディネートして収納し、パンツ、シャツ、ニットなどは色別、季節別に畳んで並べて、その几帳面な分類っぷりにも息をのむ。
「特に〈マルジェラ〉にとり憑かれていて、常にネットを買取パトロールしています」
Adrian Appiolaza アードリアン・アピオラッザ
アーカイヴコレクター、デザイナー。@adrianappiolaza
ROTTERDAM,NL
Foekje Fleur
フクィユ・フルー
「黒を着ないのが唯一のルール」というフクィユは、パステルカラーとデニムの組み合わせがいつものスタイル。
この日も、古着の〈エクストリーム カシミア〉のセーター、淡いパープルとブルーの2枚を重ねて、ルメールがディレクションする〈ユニクロユー〉の茶のパンツを合わせた。作り付けの衣装棚の扉を開けると(写真2枚目)、ジャケット類がつるされ、トップとパンツは畳んで引き出しに整理されている。
彼女の代表作は、プラスチック廃棄物の容器の形を磁器の花瓶として展開するもので、これもパステルカラー。部屋も服も、目に優しい色で満ちている。
Foekje Fleur フクィユ・フルー
アーティスト。@foekje_fleur
LONDON,UK
Ashley Clarke / Reina Ogawa
アシュリー・クラーク / 小川麗菜
スタイリストの麗菜と、オンラインサイト「MR PORTER」エディターであり『Vogue』などの媒体で執筆するアシュリー。
共に日本のファッションに精通していて、写真1枚目の〈トリコ・コム デ ギャルソン〉の紺ジャケット(麗菜着用)や、写真2枚目の〈ケンゾー〉の黒ジャケット、〈ジュンヤ・ワタナベ〉のオリーブグリーンのカーゴパンツ(アシュリー着用)など、ワードローブには親しみあるブランドが多数。後ろは整頓された麗菜のスペース。2人で日本をフィーチャーしたプロジェクト@basho.archiveも。
Ashley Clarke アシュリー・クラーク
フリーランスライター&エディター。@ashleyjclarke
Reina Ogawa 小川麗菜
スタイリスト。@ogawa_reina
Coordination: Masae Takanaka Text&Edit: Aiko Ishii, GINZA
GINZA2021年6月号掲載