ロンドン発のファッションEC、ファーフェッチは、800以上のブティックやブランドと提携しており、ラグジュアリーブランドから新進気鋭のブランドまで、2000以上のブランドを取り扱う。もはやここで手に入らないものはない、と言っても過言ではない。日本では手に入りづらい海外ブランドや日本未入荷のアイテムなどが豊富なこともあり、年々ユーザーの数を増やし続けている。日本語版もすでに2014年にスタートしている。
「他のショッピングサイトも利用しますが、ファーフェッチはアイテムの量がとにかく多い!サイトを見始めると次々と欲しいものに出会って、気づいたら明け方になっていました(笑)」
そう話すのは、無類の服好きとして知られるモデルの中田クルミさん。モード、ストリート、パーティースタイルまで、ハイブランドとプチプラをミックスしながら変幻自在にファッションを楽しんでいる。意外にもインドア派だという彼女は、18歳の頃から、洋服から日用品までオンラインでショッピングをすることが日常だったという。そんな彼女にファーフェッチを体験してもらった。
日本未入荷のエッジの効いたデザインが手に入る
「ファーフェッチで買い物していて一番感動したのは、日本のセレクトショップやブランドの直営店には置いていない、未入荷のアイテムが豊富に揃っているところ。日本では着る人が限られてしまう個性的なデザインが好物なんです(笑)。私が好きな〈アリスマッコール〉のドレス(写真上)もレース使いのエッジィなデザインが気に入って購入しました。ドレスっぽく着ても、デニムやTシャツとカジュアルに合わせても楽しめそう」
ファッションECの良さは返品のしやすさで決まる!?
「この春新しくデニムを買い足すならデザイン性のあるものがよくて、〈エムエムシックス・メゾン・マルジェラ〉らしいラッフルのデニムスカート(写真上)を選びました。タイトなシルエットだったので届くまで少し心配だったけど、実際に履いたらぴったり体にフィットしました」
オンラインショッピングは試着ができないため、慣れていないと欧米サイズが合うかどうか不安に感じる人もいるはず。しかし、サイトの返品機能をしっかり理解していればその不安もない。海外では、色やサイズ違いを複数買って、いらないものを後で返品するのはわりと普通のことなのだが、日本のユーザーはまだまだ返品に抵抗がある人も多いそう。
「そのへん、私は海外ノリかもです(笑)。家に商品が届いたらサイズが合わなかったり、写真で見ていた雰囲気とは違っていたため、返品した経験も何度もあります。だから、ファーフェッチのように返品がスムーズにできるECはストレスがなくて嬉しい。商品の受け取りも確実にしたいから、宅配BOXがあることが家探しの条件なんです。私、オンラインの女なので!」
気になったらまず「ほしい物リスト」に追加
給料日後や海外の旅行先では衝動買いをしてしまいがち。買う瞬間はあんなに幸せな気分なのに、よく考えてみたら似たようなアイテムを自分のワードローブに見つけて愕然……という苦い経験をした方も多いのでは? 中田さんのようなオンライン上級者は、買い物のフローが違いました。
「気になったらまず『ほしい物リスト』に追加します。一晩寝て、少し冷静になってまだ欲しいアイテムだけを買うようにしていますね。外出先でリストに追加した時も、家に帰って、クローゼットとリストを見比べて、かぶっていたら消します」
これぞ「ほしい物リスト」の模範的な使い方!
リコメンド機能に身を委ねるのが正解
「チェックのペプラムスカートは〈アダムセルマン〉のもの。このブランドを知ったのも、ファーフェッチがきっかけだったんです。検索していたら『おすすめアイテム』としてこのスカートが表示されて、一目惚れしました。おすすめのセレクトも、どんぴしゃで好みのものばかり。〈ミュウミュウ〉のバレリーナシューズは、前から憧れていたけどなかなか履く機会がなかったアイテム。見つけた時は真っ先にカートに入れました」
ファーフェッチのリコメンド機能は実に高性能。行動パターンから、的確にユーザーの好みのアイテムが表示されるため、ついついクリックしてしまう。そうしてサイトを回遊していくたびに、自分の趣味を熟知したパーソナルスタイリストのようにサイトがカスタマイズされていく。
憧れブランドのヴィンテージアイテムも豊富
世界中から集められたラグジュアリーブランドのヴィンテージが一堂に会する、ヴィンテージページにも注目したい。70~80年代の状態の良いファーコートやドレスはもちろんのこと、スカーフやファインジュエリーなどの小物も充実。それにしても、ヴィンテージだけでも7000点近い品揃え……!中田さんのファーフェッチの旅はまだまだ続く…。